猛将親父 〜第112話 木津川口の勝利〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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目次



天下を競望せず…

わしは吉川元春(きっかわもとはる)の三男、広家(ひろいえ)です。



「おぉ!!見よ!毛利(もうり)水軍だ!行け、行け!」

鞆の浦から足利義昭(あしかがよしあき)は東に向かっていく水軍を見て興奮して見送っていた。

現在の鞆の浦


毛利方の水軍は石山本願寺(いしやまほんがんじ)に兵糧搬入のため、瀬戸内海を進んで行った。


コアラ石山本願寺は織田信長(おだのぶなが)さんの軍勢に包囲されているんだよね





織田方は毛利水軍600艘の動きを見過ごすことはなく、木津川口(きづがわくち)で阻止しようと300艘の織田水軍を動いたのだ。



天正4年(1576年)7月13日、海戦が始まった。


毛利方の水軍は海戦に慣れている村上水軍(むらかみすいぐん)も加わっており、素早い船の操作で進み、焙烙玉や火矢を織田水軍に仕掛け、織田水軍の大船はすべて焼き尽くしたのだ。




毛利水軍は織田軍の包囲を破り、本願寺に兵糧搬入を成功したのだ。




この敗戦を聞いた安土城(あずちじょう)の織田信長(おだのぶなが)は怒っていた。


信長「何をやっているのだ⁉︎」


信長の前には水軍の将、九鬼嘉隆(くきよしたか)と羽柴秀吉(はしばひでよし)が控えていた。


九鬼嘉隆


嘉隆「毛利水軍は動き早く、小舟で大船を囲まれ焙烙火矢を投げ込まれ…」


信長「言い訳はもうよい!火矢を使うのならば燃えぬ船を作れ!」


嘉隆「燃えぬ船?」


信長「そうだ、鉄の船を建造せよ、嘉隆、すぐかかれ!」


嘉隆「はっ!では早速!」


信長「…ところで猿(秀吉のこと)はどうした?毛利攻めを命じたが…」


嘉隆「ここ最近、姿が見えませぬ。」




毛利家の吉田郡山城(よしだこおりやまじょう)では木津川口の勝利に盛り上がっていた。


しかし、元春は日野山城(ひのやまじょう)に戻って神妙な顔をしていた。


わし、経信(つねのぶ)はその顔を見て、


経信「父上、水軍の勝利に嬉しくはありませぬか?」


元春「喜んでいる場合ではない。これで明確に織田と敵対することになったのだ。信長は必ず次の手をうってこよう。」


経信「我らはどうされますか?」


元春「水軍のことは隆景(たかかげ)に任せておけばよい。我らは備前の宇喜多直家(うきたなおいえ)を支援するのだ。直家は浦上宗景(うらがみむねかげ)を追放したとはいえ、浦上の旧臣の動きに悩まされているのだ。」



そこへ忍びの弥助(やすけ)が現れた。


元春「弥助、どうした?」


弥助「領内に怪しいものがいたので捕まえてきました。」


元春「怪しいもの?」




元春と経信はその怪しいものを見た。


3人いたが、1人は百姓姿で猿のような顔の男だった…






つづく…




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