猛将親父 〜第106話 下向お断り〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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目次




天下を競望せず…

わしは吉川元春(きっかわもとはる)の三男、広家(ひろいえ)です。



槙島城(まきしまじょう)を退去した室町幕府第15代征夷大将軍足利義昭(あしかがよしあき)は河内国の三好義継(みよしよしつぐ)の若江城(わかえじょう)に入っていた。

若江城跡



コアラ義昭さんは織田信長(おだのぶなが)さんに追放されたんだよね



義昭「信長…わしは諦めん。毛利(もうり)に使いを送るぞ!毛利の吉川元春と小早川隆景(こばやかわたかかげ)にわしを支援するよう伝えよ!」



足利義昭



時は元号が元亀から天正になった。これは織田信長(おだのぶなが)が朝廷に要請したのである。


信長は元号を変えられるほど権力を持ったのである。





義昭は毛利家当主の輝元(てるもと)にも援助の依頼を出したのだ。



コアラ義昭さんが毛利を頼ったのは兄の義輝(よしてる)さんが1番頼りにしてたから…らしい





安芸、吉田郡山城(よしだこおりやまじょう)では義昭からの依頼に対し輝元、元春、隆景と重臣が集まり話し合っていた。





輝元「わしと叔父上たちにも義昭公から依頼が来た。それほどお困りとは…援助だけなら良いのではないか?」


隆景「なりませぬ。毛利は織田家と友好関係を保っています。今、京を治めているのは織田です。その関係を絶っては戦になりまする。」


輝元「戦になって勝てば毛利が天下を取れるぞ。」


元春「我が毛利は"天下を競望せず"。父、元就(もとなり)の遺言です。今の領地をしっかり守る…それが我らの役目です。」


隆景「今は将軍より近隣で騒いでいる尼子(あまこ)の残党や敵対している備前の浦上宗景(うらがみむねかげ)が当面の敵でごさいます。」


輝元「…わかった。」


隆景「恵瓊(えけい)、毛利の交渉役として上洛し織田殿に毛利の意を伝えよ。毛利は義昭公を受け入れぬと。」



安国寺恵瓊


恵瓊「かしこまりました。」



恵瓊は毛利家の外交として働いていた。




上洛した恵瓊は織田方の羽柴秀吉(はしばひでよし)と僧の朝山日乗(あさやまにちじょう)と話し合い、双方、義昭を帰洛させることになった。



しかし、義昭は帰洛を拒んだ。義昭との交渉が決裂した秀吉は、


秀吉「信長様は帰洛を認めるとおっしゃってるのに…どこにても行かれたらよかろう。」


恵瓊「毛利輝元様は西国への下向は迷惑と言っておられる。西国へは来ぬように…」


義昭「……わしの好きにいたす!」



その後、義昭は紀伊に向かった。





一方、毛利では敵対している浦上宗景と争っている武将から書状が来ていた。



その武将は、宇喜多直家(うきたなおいえ)であった…





つづく…



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