猛将親父 〜第103話 謀で捕らえる〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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目次




天下を競望せず…

わしは吉川元春(きっかわもとはる)の三男、広家(ひろいえ)です。



毛利(もうり)家に弔問に訪れた織田信長(おだのぶなが)の使いの僧は畿内に戻っていた。

僧は信長に会った。


僧「ただいま戻りました。」


信長「うむ、毛利はいかがであった?」


僧「礼儀を知る対応を受けました。当主、輝元(てるもと)殿、小早川隆景(こばやかわたかかげ)殿に会いましたが隆景殿は智将と呼ばれる雰囲気を感じました。」


信長「隆景には兄がいるはずだが会わなかったのか?」


僧「隆景殿の兄…吉川元春殿は尼子(あまこ)の残党に対するため出雲に出陣中でした。」


信長「元春か…隆景が智将なら元春は猛将と聞いてある。毛利両川(もうりりょうせん)…争いたくないの…」


コアラ毛利両川は吉川、小早川の2つの川で両川だね


この後、信長は比叡山(ひえいざん)焼討ちを行なうのである。




元亀2年8月、吉川軍は尼子勝久(あまこかつひさ)の籠る新山城(しんやまじょう)を落とした。



勝久は落城前に脱出し隠岐に逃れた。



一方、元春率いる軍勢は山中鹿介(やまなかしかのすけ)が籠る伯耆国の末吉城(すえよしじょう)を攻めた。




鹿介「元春はなぜここにいるのだ⁉︎安芸吉田に帰ったのではないのか⁉︎」



元春は忍びを使い、元就逝去で安芸吉田に戻ったと噂を流していたのだ。



元春「攻めよ!!鹿介は逃すな!!」





籠城戦の結果、元春の軍勢は鹿介を捕らえたのだ。


鹿介「元春め!謀ったな!!」




元春は初めて謀(はかりごと)を使ったのだ。





鹿介は縛られ元春の面前に出された。



元春「ようやく会えたの、鹿介」


鹿介「……久しいの、元春」



2人が直接会うのは月山富田城(がっさんとだじょう)の戦い以来であった…





つづく…





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