猛将親父 〜第99話 元就の説教〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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目次




天下を競望せず…

わしは吉川元春(きっかわもとはる)の三男、広家(ひろいえ)です。


毛利(もうり)軍が手薄となったことで尼子(あまこ)再興軍は勢力を盛り返してきた。

コアラ元就(もとなり)さんが重病になって輝元(てるもと)さん、小早川隆景(こばやかわたかかげ)さんは安芸吉田に帰ったんだよね



尼子再興軍の山中鹿介(やまなかしかのすけ)は、

鹿介「毛利の兵が少なくなってる…毛利で何かが起きている…今こそ攻める好機!!」

山中鹿介


尼子再興軍は末吉城(すえよしじょう)、十神山城(とかみやまじょう)など出雲、伯耆の城を次々に奪還していった。


十神山城


さらに高瀬城(たかせじょう)に籠る米原綱寛(よねばらつなひろ)と連携して元春を追い詰めていた。




元春「いかん、このままでは日本海側の制海権を奪われてしまう!」


コアラ制海権って海上での経済的、軍事的に制圧することなんだよね



元亀元年(1570年)10月…



新山城(しんやまじょう)に居る尼子勝久(あまこかつひさ)の元に鹿介が訪れていた。



鹿介「殿、どうやら毛利は総大将の輝元、小早川隆景らが安芸に帰っておりまする。」


勝久「それは…何が起こったのだ?」


鹿介「安芸に残る元就が病が重いのでしょう。忍びによると吉田郡山城(よしだこおりやまじょう)の守りが堅固になっているのが証拠です。我らは今、出雲、隠岐の海を制圧しつつあります。この勢いで月山富田城(がっさんとだじょう)の奪還はまもなくです。」


勝久「よし!!」



そこへ報せが入った。


「鹿介様!!毛利の水軍が出雲沖の海に現れました!!」


鹿介「何っ⁉︎ 毛利の水軍⁉︎」


勝久「どうしたのだ⁉︎」


鹿介「…行きまする!!」




日本海上に児玉就英(こだまなりひで)率いる毛利水軍が現れ、さらには元春の軍に援軍が加わったのだ。




元春「援軍⁉︎ ありがたい!この勢いに尼子を蹴散らしてやる!!」



この援軍で元春ら毛利軍は優勢になっていったのだ。



元春は水軍の就英に会った。


元春「就英!援軍、助かったぞ!」


就英「なんの!」


元春「しかし、わしは援軍を依頼してはいないが…」


就英「大殿(元就のこと)からの命で出陣しました。」


元春「父上が…」



元春は就英から元就からの文を受け取った。


そこには…


『元春、毛利の戦いはそなただけの戦いではない。隆景も家臣団もいる。これからは輝元の元、皆で戦う、それが毛利なのだ。猛将のそなたのことだ、何とかしようと動くのだろうが、ひとりで抱えるでないぞ。』



元春は文を読んで苦笑いをした。


元春「まったく…病なのに説教とは…」




元春ら毛利軍は十神山城を奪回した。尼子再興軍は次第に勢力が縮小していったのだ…






つづく…






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