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山中鹿介
尼子再興軍は末吉城(すえよしじょう)、十神山城(とかみやまじょう)など出雲、伯耆の城を次々に奪還していった。
十神山城
さらに高瀬城(たかせじょう)に籠る米原綱寛(よねばらつなひろ)と連携して元春を追い詰めていた。
元春「いかん、このままでは日本海側の制海権を奪われてしまう!」
制海権って海上での経済的、軍事的に制圧することなんだよね
元亀元年(1570年)10月…
新山城(しんやまじょう)に居る尼子勝久(あまこかつひさ)の元に鹿介が訪れていた。
鹿介「殿、どうやら毛利は総大将の輝元、小早川隆景らが安芸に帰っておりまする。」
勝久「それは…何が起こったのだ?」
鹿介「安芸に残る元就が病が重いのでしょう。忍びによると吉田郡山城(よしだこおりやまじょう)の守りが堅固になっているのが証拠です。我らは今、出雲、隠岐の海を制圧しつつあります。この勢いで月山富田城(がっさんとだじょう)の奪還はまもなくです。」
勝久「よし!!」
そこへ報せが入った。
「鹿介様!!毛利の水軍が出雲沖の海に現れました!!」
鹿介「何っ⁉︎ 毛利の水軍⁉︎」
勝久「どうしたのだ⁉︎」
鹿介「…行きまする!!」
日本海上に児玉就英(こだまなりひで)率いる毛利水軍が現れ、さらには元春の軍に援軍が加わったのだ。
元春「援軍⁉︎ ありがたい!この勢いに尼子を蹴散らしてやる!!」
この援軍で元春ら毛利軍は優勢になっていったのだ。
元春は水軍の就英に会った。
元春「就英!援軍、助かったぞ!」
就英「なんの!」
元春「しかし、わしは援軍を依頼してはいないが…」
就英「大殿(元就のこと)からの命で出陣しました。」
元春「父上が…」
元春は就英から元就からの文を受け取った。
そこには…
『元春、毛利の戦いはそなただけの戦いではない。隆景も家臣団もいる。これからは輝元の元、皆で戦う、それが毛利なのだ。猛将のそなたのことだ、何とかしようと動くのだろうが、ひとりで抱えるでないぞ。』
元春は文を読んで苦笑いをした。
元春「まったく…病なのに説教とは…」
元春ら毛利軍は十神山城を奪回した。尼子再興軍は次第に勢力が縮小していったのだ…
つづく…
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