猛将親父 〜第98話 元就重病〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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目次




天下を競望せず…

わしは吉川元春(きっかわもとはる)の三男、広家(ひろいえ)です。



毛利元就(もうりもとなり)重病!

この報せが元亀元年(1570年)9月、元春の陣中に入ってきた。


毛利元就


元就は尼子(あまこ)再興軍との戦は毛利輝元(もうりてるもと)、元春、小早川隆景(こばやかわたかかげ)らに任せ、居城、吉田郡山城(よしだこおりやまじょう)に戻っていた。


コアラ元就さん、高齢だからね



吉田郡山城に戻ったとはいえ、九州の大友氏(おおともし)、備前の浦上氏(うらがみし)の来襲に備えていたのだ。



浦上氏の家紋、檜扇


コアラ浦上氏は赤松氏に仕える重臣だったけど、乱世の中、赤松氏を凌ぐ力を持って取って変わったんだよね




元春は長男、元資(もとすけ)を呼んだ。


元資「父上、お呼びで…これは叔父上!」



元春の陣には密かに隆景が来ていたのだ。


元春「父上(元就のこと)の病が酷くなったのだ。」


元資「お祖父様が…」


隆景「兄上、ここは輝元殿には吉田に戻ってもらいましょう。尼子再興軍が縮小しているとはいえ、まだまだ油断なりませぬ。」


元春「うむ、尼子はわしに任せておけ。隆景は輝元殿の一緒に吉田に帰るのだ。」


隆景「なんと?」


元春「父上にその時が来たら…隆景、最後を見届けてほしい。しっかりと向き合っておいてくれ。」


隆景「兄上…わかりました。兄上の猛将なら尼子を蹴散らしてくれるでしょう。」


元春「任せておけ。元資、そなたはわしの代わりとして隆景らと一緒に帰るのだ。」


元資「かしこまりました。」


小早川隆景



輝元、隆景、元資らは吉田郡山城に帰還した。



元春はその様子を見届けて、家臣の二宮俊実(にのみやとしざね)に言った。


元春「俊実、ここから正念場だ。父上に安心してもらうためにも吉川で尼子再興軍を滅亡に追い込んでやる!」


俊実「はい、腕がなりまする」



コアラ俊実さんは吉川軍の主力として厳島の戦いなど数々の武功を上げてるんだよ



元春は空を見上げて、


元春「元正(もとまさ)…平和になるまで力を出し切る!」




しかし、一方の尼子再興軍の抵抗も激しいものがあった。


輝元、隆景らが陣からいなくなり、毛利軍が手薄となったのを見て再び勢力を盛り返してきたのだ。


尼子再興軍は出雲、伯耆の国境の城を次々と攻略して再び月山富田城(がっさんとだじょう)に迫る勢いだった。




安芸吉田では輝元、隆景らが戻ったこともあってか、元就は回復を見せていた。



出雲の状況を聞いた元就は、


元就「元春…ひとりで抱えおって…」






つづく…




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