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小早川隆景(こばやかわたかかげ)らは城内に兵糧を運んだ。
さらには城内の兵に粥を作って与えていた。
粥を与えている武将の中に吉川経家(きっかわつねいえ)がいた。
経家「皆、粥はたくさんあるので、慌てず、ゆっくり食べよ。」
吉川経家
経家は後年、まさか自分が同じ苦しみにあうとは、この時は思いもよらぬことだった。
後年…猿さんに攻められた時だね
城内の兵たちは疲弊してした。
さらには城内には兵糧が尽きており、危険な状態であったのだ。
毛利軍本隊の総大将、毛利輝元(もうりてるもと)は月山富田城の城代の天野隆重(あまのたかしげ)を賞していた。
輝元「隆重、及び城内の兵よ。見事に大軍の尼子再興軍から月山富田城を死守した。」
隆重「ありがとうございまする。殿らが来られると信じておりました。」
輝元「此度の合戦、1番の功は隆重と月山富田城の城兵である。」
天野隆重
その頃、元春は7,000の軍勢を率い、尼子再興軍が籠る末次城(すえつぐじょう)に向かっていた。
元春は家臣の福原元正(ふくはらもとまさ)と馬を並べて進軍していた。
元春「戦、戦と続くと家臣たちも大変であろう。」
元正「なんの、家臣は皆、殿を信じて付いて来ておりまする。」
元春「安穏な時を取り戻して、元正も家族とゆっくりしたいだろ。」
元正「…今は尼子再興軍を討つことが最優先でございます。さぁ参りましょう。」
尼子再興軍の末次城では近づいてくる毛利軍に尼子勝久(あまこかつひさ)が焦っていた。
勝久「布部山で負け、次は毛利がこの城が狙われておる。鹿介(しかのすけ)どうするのだ?」
山中鹿介は落ち着いていた。
鹿介「末次城は平城、籠城には向きませぬ。まずは新山城(しんやまじょう)に移ります。」
鹿介「新山城から毛利と戦って、出雲を取り戻しましょう!」
鹿介は一抹の不安があった。それは忍びの三郎(さぶろう)が姿を現さないことであった。
鹿介『三郎…幽閉されている義久(よしひさ)様をお助けせよと命じたが…何かあったのか…』
その頃、進軍している元春の軍を付け狙うものがいた。
「このままでは鹿介様の元に戻れぬ…元春、覚悟……」
つづく…
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