猛将親父 〜第73話 狼対鹿〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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目次




天下を競望せず…

わしは吉川元春(きっかわもとはる)の三男、広家(ひろいえ)です。



永禄8年(1565年)9月、月山富田城(がっさんとだじょう)下の富田川を挟んで2人の武将が現れた。

尼子(あまこ)方からは山中鹿介(やまなかしかのすけ)、毛利(もうり)方は吉川軍配下の品川大膳(しながわだいぜん)改め棫木狼之介(たらぎおおおかみのすけ)である。

コアラ狼之介はこの一騎討ちのために改名し鹿介に一騎討ちを申し込んだんだよね



両軍は2人の一騎討ちを見守る形で富田川を挟んで対峙していた。


吉川軍には元春の姿もあった。



狼之介「我は石見の棫木狼之介!我が出雲の鹿を仕留めてみせよう!」


鹿介「山中鹿介と申す!かかってまいれ!」




2人は川の中の中洲を目指して進んでいった。



狼之介は弓を持ち、矢を構えた。




尼子軍からは、


「飛び道具を使うとは⁉︎」

「卑怯な!」

「一騎討ちだぞ!」




狼之介が矢を射おうとした時、


スパッ!!



尼子方から小太刀が飛んできて狼之介の弓の弦を切ったのだ。



狼之介「くっ!おのれ!ならば!!」



狼之介は太刀を抜いた。これを見て鹿介も太刀を抜いた。







2人の太刀による戦いが始まった。



ガチッ!!


バシッ!!


スパッ!!


2人は激しく太刀を振るったが、太刀での戦いは鹿介の力量が上回っていた。狼之介は上部を斬られ負傷した。



狼之介「くっ!ならば…」


鹿介「うっ!何をする!?」



力では上回っていると見た狼之介は鹿介を引き寄せ取っ組み合いの勝負に出た。







お互い上下になり争い、脇差を抜き、斬り合った。


その時、


狼之介「ぐわっ!!」




小太刀のようが飛んできて狼之介の首の後ろを刺した。



狼之介「…影を使うとは…卑怯な…おのれ!!」


狼之介は鹿介の向こう脛を切り裂いた。そして斬りかかろうとした時、再び小太刀が飛んできたが、


ガチッ!!



これを見ていた元春が飛んできた小太刀を撃ち落としたのだ。


そして小太刀の飛んできた方向に矢を射た。



元春「一騎討ちの邪魔をするな!!」



元春は小太刀を投げたものに一括した。






首を負傷した狼之介を鹿介は見逃さず、



ザクッ!!


鹿介は狼之介を討ち取り、首を取った。




そして、取った首を上げ、


鹿介「出雲の鹿が石見の狼を討ち取った!!」







尼子軍からドッと凱歌が上がった。しかし、鹿介の負傷は深く、その場に倒れ込んだ。




これを見た元春は、


元春「見よ!!狼之介は武勇高い鹿介を命を落として負傷させたぞ!!」



吉川軍からも歓声が上がったのだ。元春は負けはしたが狼之介を讃えたのだ。




両軍は一騎討ちした2人を連れ引き上げた。



元春は月山富田城を見ながら、


元春「…あの小太刀を投げたもの…許さん…」







つづく…





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