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山中鹿介
山中鹿介さんっていうと、この⬆️三日月の兜だね
鹿介「はい、毛利隆元(もうりたかもと)が安芸国佐々部の地で急死しました。」
義久「なんと……」
久兼「殿、これで毛利の一角がいなくなりましたな。風向きが変わりましたぞ。」
義久「うむ、久兼、白鹿城(しらがじょう)に援軍を送るのだ。隆元が亡くなって元就(もとなり)は気落ちしているだろう。叩くのは今だ。援軍の大将には我が弟、倫久(ともひさ)じゃ。」
鹿介「毛利軍と白鹿城の軍は一進一退。まだ援軍は早すぎまする。毛利軍は隆元の死で浮き足出すはず。様子を見ましょう。」
義久は鹿介の進言どおり、援軍を待機させた。
白鹿城では毛利軍が攻めたが、城内の尼子方が迎え撃ち、城下での合戦になり、毛利軍が劣勢になった。
ここで元春が兵を率いて救援に入った。
元春「皆の者!!これは隆元兄の弔い合戦である!!攻めて攻めて攻めまくれ!!」
これを見た白鹿城内からは城主、松田誠保(まつだまさやす)、牛尾久信(うしおひさのぶ)が手勢を率いて出陣してきた。
誠保「汚い毛利め!!一人残らず生きて帰すな!!」
元春は誠保の声を聞き、
元春「我は吉川元春!!汚い毛利とは聞き捨てならん!!」
誠保「汚いことをしたのは毛利だ!石見で降伏した本城常光(ほんじょうつねみつ)殿を謀略を持って亡き者にしたではないか!!」
本城常光さんは石見銀山の山吹城(やまぶきじょう)を守っていた尼子方なんだ。
元春「何っ⁉︎偽りを申すな!!」
誠保「偽りではないわ!!」
さらに毛利軍は500もの兵を救援させた。これを見た尼子方は情勢不利と判断し城内に退却したのだ。
元春はさらに攻め、白鹿城の外郭を全て攻略し、残るは本丸のみとなった。
元春は立ちすくんでいた。
元春『常光は自害したのではなかったのか…?父上が…謀殺したのか…』
つづく…
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