前回まではこちら⬇️
元春さんは尼子方の白鹿城(しらがじょう)を攻めるために新山城に布陣してるんだよね
元春「弥助(やすけ)、今、何と申した?」
弥助「…隆元(たかもと)様がお亡くなりになりました。」
元春「……何と申した⁉︎ 弥助!!」
元春は忍びの弥助の胸ぐらを掴んだ。
弥助「8月3日、安芸国佐々部の和智誠春(わちまさはる)殿の宿所で饗応を受けた後、宿に戻って…病を発して、翌日……」
元春は弥助を放し、
元春「父上(元就のこと)の陣に参る!!」
元春は急ぎ元就(もとなり)のいる洗合城(あらわいじょう)に向かった。
元春『一体、兄上に何が起きたのだ⁉︎これは暗殺か⁈』
洗合城跡
元就の陣に行くと、元就が大泣きをしていた。
そこには小早川隆景(こばやかわたかかげ)もいた。
隆景「元春兄上…報せを聞きましたか?」
元春「うむ…兄上が佐々部で急死したと…誠の報せか?」
隆景「はい、こちらには世鬼政時(せきまさとき)から報せが来ました。」
ドンッ!!
元就が台を拳で叩いた。
元就「誰じゃ!?誰がわしの隆元を殺したのは⁉︎わしの隆元を…誰じゃ!?」
隆景「父上、まだわかりませぬ。報せでは急な病と…」
元就「病な訳なかろう!!立派な当主の隆元が病で死ぬわけなかろう!!誰じゃ…わしの隆元を…ううっ…」
元就の落ち込みはひどく、そのまま寝込んでしまったのだ。
元春は弥助を呼び、
元春「佐々部の周辺を調べよ。和智と兄上の家臣、赤川元保(あかがわもとやす)は謹慎されたが…細かいことも流すな。徹底的に調べよ。」
弥助「はい、早速出立します。」
落胆した元就は元春、隆景そして将兵を集め、
元就「白鹿城を攻める!総攻撃をかける!これは隆元の弔い合戦じゃ!隆元への追善は尼子(あまこ)の撃滅にほかになし!!」
これで毛利全軍の士気は奮い立った。
永禄6年(1563年)8月13日、毛利軍は白鹿城へ総攻撃を開始したのだ…
つづく…
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