猛将親父 〜第65話 隆元の死〜 | 歴史を感じよう

歴史を感じよう

日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

前回まではこちら⬇️

目次



天下を競望せず…

わしは吉川元春(きっかわもとはる)の三男、広家(ひろいえ)です。



元春は出雲の新山城(しんざんじょう)の陣で、その報せを聞いた。


コアラ元春さんは尼子方の白鹿城(しらがじょう)を攻めるために新山城に布陣してるんだよね



元春「弥助(やすけ)、今、何と申した?」


弥助「…隆元(たかもと)様がお亡くなりになりました。」


元春「……何と申した⁉︎ 弥助!!」


元春は忍びの弥助の胸ぐらを掴んだ。




弥助「8月3日、安芸国佐々部の和智誠春(わちまさはる)殿の宿所で饗応を受けた後、宿に戻って…病を発して、翌日……」



元春は弥助を放し、


元春「父上(元就のこと)の陣に参る!!」



元春は急ぎ元就(もとなり)のいる洗合城(あらわいじょう)に向かった。



元春『一体、兄上に何が起きたのだ⁉︎これは暗殺か⁈』




洗合城跡



元就の陣に行くと、元就が大泣きをしていた。

そこには小早川隆景(こばやかわたかかげ)もいた。


隆景「元春兄上…報せを聞きましたか?」


元春「うむ…兄上が佐々部で急死したと…誠の報せか?」


隆景「はい、こちらには世鬼政時(せきまさとき)から報せが来ました。」



ドンッ!!


元就が台を拳で叩いた。


元就「誰じゃ!?誰がわしの隆元を殺したのは⁉︎わしの隆元を…誰じゃ!?」


隆景「父上、まだわかりませぬ。報せでは急な病と…」


元就「病な訳なかろう!!立派な当主の隆元が病で死ぬわけなかろう!!誰じゃ…わしの隆元を…ううっ…」



元就の落ち込みはひどく、そのまま寝込んでしまったのだ。




元春は弥助を呼び、


元春「佐々部の周辺を調べよ。和智と兄上の家臣、赤川元保(あかがわもとやす)は謹慎されたが…細かいことも流すな。徹底的に調べよ。」


弥助「はい、早速出立します。」






落胆した元就は元春、隆景そして将兵を集め、



元就「白鹿城を攻める!総攻撃をかける!これは隆元の弔い合戦じゃ!隆元への追善は尼子(あまこ)の撃滅にほかになし!!」






これで毛利全軍の士気は奮い立った。




永禄6年(1563年)8月13日、毛利軍は白鹿城へ総攻撃を開始したのだ…





つづく…





にほんブログ村 小説ブログ 歴史・時代小説へ
にほんブログ村
コアラ宜しければバナー⬆️をクリックしてね