猛将親父 〜第61話 石見手中〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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目次




天下を競望せず…

わしは吉川元春(きっかわもとはる)の三男、広家です。



「殿は我ら石見を見捨てた!!」

石見の山吹城(やまぶきじょう)の本常常光(ほんじょうつねみつ)は憤慨した。


毛利(もうり)と尼子(あまこ)の雲芸和議(うんけいわぎ)は石見不干渉という条件を毛利元就(もうりもとなり)が望み尼子義久(あまこよしひさ)が同意、この結果に石見国の尼子諸将や尼子方の国人衆は見捨てられたのだ。



コアラ義久さんは父、晴久(はるひさ)さんの急死で尼子家中の動揺を抑えようと早急に和議をしたかったんだ



病から回復した元春は軍を率い、常光の山吹城を包囲したのだ。



元春「今度こそ山吹城を落とす!」


元就「元春、病上がりなのだから無理はするな。出雲からの援軍を期待できない山吹城はすぐ落ちる。」


元春「なんの!体は快調です。これで石見銀山も毛利方になりまする。」





一方、出雲の月山富田城(がっさんとだじょう)の義久は焦りを感じていた。



家臣の宇山久兼(うやまひさかね)は義久を励ましていた。


義久「石見の国人は尼子を離反する…他にも離反するものが続くかもしれん…」


久兼「殿!弱気なられてはいけませぬ。和議により毛利が出雲に攻めてくるはずはありませぬ。」


義久「雲芸和議……くそっ!!」





山吹城の常光は毛利方からの勧告により降伏した。ついに山吹城は毛利に落ち、石見銀山を毛利が手中に収めた。



コアラ石見銀山は現在は世界遺産だね




常光の毛利への寝返りにより、石見にいた尼子諸将は出雲へ退却、尼子方の国人衆の城も毛利に攻められ落とされた。



毛利に降伏した常光をよく思わぬ元就は、密かに忍びの世鬼政時(せきまさとき)に


元就「…常光を殺せ…奴と因縁浅からぬ高橋(たかはし)の一門。今後、裏切ることもある。」


政時「かしこまりました…。」




常光は暗殺された。元春はこの事実を後に知ることになる。


元就は元春に山吹城の管理を任せた。


元春「常光が亡くなるとは…」


元就「…自害するとは思わなかった。仕方あるまい。元春、山吹城はそなたに任せる。」


元春「わかりました。我が家臣、森脇市郎左衛門(もりわきいちろうさえもん)を置いておきます。」




石見を治めた毛利元就の次の狙いは、もちろん出雲…尼子の本拠地だった…






つづく…





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