猛将親父 〜第45話 元春の忍び〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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目次




天下を競合せず…


わしは吉川元春(きっかわもとはる)の三男、広家(ひろいえ)です。




弘治元年(1555年)…その時、尼子晴久(あまこはるひさ)備前を攻めていた。


尼子晴久

コアラこの時、晴久さんは備前浦上氏の天神山城を攻めていたんだよ



晴久「陶晴賢(すえはるかた)が毛利元就(もうりもとなり)に討たれたか…」

晴久は晴賢と前年に同盟を結んでいたが、この関係は自然消滅となった。

晴久は尼子氏重臣の宇山久兼(うやまひさかね)を読んだ。


晴久「久兼、陶が討たれた。大内(おおうち)は潰れると思うが…どうだ?」

久兼「毛利が周防長門を攻めて大内家は一掃されるでょう。我らは今、大内が抑えていた石見銀山(いわみぎんざん)を取る好機!」

晴久「うむ、銀山を抑えるには今が好機だ。備前は後回しだ。だたちに退いて石見に向かうぞ!」




晴久は備前から退き、石見の国人、小笠原長雄(おがさわらながかつ)と結んだのだ。

コアラ長雄さんはかつては大内義隆(おおうちよしたか)さんに従っていたこともあるんだよ






元春は吉田郡山城(よしだこおりやまじょう)から自らの居城、日野山城(ひのやまじょう)に帰った。

日野山城跡


「おかえりなさいませ」


元春の妻、(ゆう)と長男の鶴寿丸(つるじゅまる)が元春を出迎えた。


元春「優、お腹は大事ないか?」

優「はい、順調にございますよ。」


この時、優は妊娠しており、大きなお腹であった。


コアラこの時のお腹にいる子が次男の元氏(もとうじ)さんなんだよ



元春は鶴寿丸を抱き上げ、

元春「鶴寿、元気にしておったか?武芸は励んでおるか?」

鶴寿丸「はい、父上!」

元春「おぉ、そうか…ところで優…あまり姉上(しん)と揉めるでない。」

優「郡山城で何か言われたのですな?私は殿を侮辱するような発言が許せなかったのです。」

元春「姉上は幼き時に毛利のために宍戸隆家(ししどたかいえ)殿に嫁ぎ、毛利を思う気持ちは我らに負けておらぬ。察してやってくれ。」

優「…はい。」

元春「されど、そなたのわしを思う気持ちは嬉しいぞ。」

優「はい!ところで…殿に会わせたい者がおりまする。よいですか?」

元春「ん?誰だ?」

優「入りなさい。」



そこへ現れたのは、若き男子であった。



「ご無沙汰しております。」


元春は、キョトンとした。

元春「ご無沙汰とは…初めてではないか?」

優「殿がわからぬのも無理はごさりませぬ。殿、私との初めて会った時のことを思い出してください。」

元春「初めて会った時のこと……わしが馬を走らせていて、跳ねそうになった子供を優が助けた…まさか、その時の?」

優「はい、その時の子が大きくなったのです。名を弥太郎(やたろう)。」

弥太郎「弥太郎です。」 

優「弥太郎は、私と殿に仕えたいと、幼き時より忍びの修行をしていたのです。」

元春「ほぉ…」

弥太郎「毛利様の世鬼政時(せきまさとき)様に教えて頂きました。」


世鬼は毛利家の忍びの活動をしている一族である。


元春「政時の元で学んだとは本物だな。よし、吉川に仕えよ!」

弥太郎「ありがとうございます。早速ですが、殿にお知らせしたいことがあります。尼子晴久が石見銀山を手に入れるため、備前から石見に向かっております。」

元春「晴久が⁉︎ やはり銀山を抑えに来たか…弥太郎、尼子の動きから目を離すな!」

弥太郎「はっ!」




元春はすぐ様、石見に出陣したのだ…






つづく…







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