猛将親父 〜第26話 大内家との絆〜 | 歴史を感じよう

歴史を感じよう

日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

前回まではこちら⬇️

目次





天下を競望せず…


わしは吉川元春(きっかわもとはる)の三男、広家(ひろいえ)です。



天文18年(1549年)2月、毛利元就(もうりもとなり)は2人の息子、元春と小早川隆景(こばやかわたかかげ)を連れ、山口の大内義隆(おおうちよしたか)の元を訪れていた。


大内義隆像


コアラ毛利家はこの時、大内家に属していたんだよ


義隆「元就、以前話のあった隆元(たかもと)の嫁のことだが…」

元就「御館様(義隆のこと)にはお手数をおかけします。」

義隆「入れ!」


そこへ入ってきたのは大内家の重臣、内藤興盛(ないとうおきもり)と、ひとりの姫であった。

内藤興盛


元就「これは内藤殿、そちらの姫は内藤殿の娘御…」

興盛「我が娘、あや…今は御館様の養女です。」

あや「お初にお目にかかります。」

義隆「あやを隆元の嫁にどうだ?」

隆景「なんと!?兄は大内家の姫を嫁にできるのでございますか!?」

義隆「そうだ、隆景。嬉しいであろう。」




隆元はあやを正室に迎えることになった。



その席で元春はソワソワしていた。

義隆「元春、いかがした?」

元春「…陶隆房(すえたかふさ)殿はいずこにおられますか?」


陶隆房は大内家の重臣であるが、その席にいなかった。代わりにいたのは大内家の文治派・相良武任(さがらたけとう)であった。


義隆「隆房は向こうの庭で剣術の稽古をしておった。そうだ、元就。元春と隆房を義兄弟になってはどうだろう?」


コアラ義兄弟って血の繋がりはないけど固い契りにより兄弟に等しい盟友関係になるんだ


武任「元春殿も陶殿も武に通じた強い人物。それはよいお考えですな。」

元春「陶殿に会ってきてよいですか?」

義隆「おぉ、気が早いの。よいぞ…」


元春は義隆が話し終わないうちにその席を出ていった。





元春は隆房のいる庭に行くと、



隆房が太刀を抜き、見つめていた。

その表情は鬼気迫るものであった。


元春は隆房に怖いものを感じた。



元春「…戦が始まるのですか?陶殿。」

隆房「う…これは元春。今や吉川家を継がれて、小童だった時が懐かしい。」

元春「一太刀いかが?」


元春は太刀を抜いた。


隆房「…うむ。参れ。」





カツッ!ザツッ!


2人は激しく太刀を打ち合った。





隆房「やるの!あの小童がここまで大きくなったか!」

元春「陶殿もさらに強い!」



2人は離れた。



隆房「…元春、わしと戦に出ぬか?」

元春「戦?相手は尼子(あまこ)ですか?」

隆房「いや…御館様だ。」



元春はその言葉に驚いた…。






つづく…





にほんブログ村 小説ブログ 歴史・時代小説へ
にほんブログ村
コアラ宜しければバナー⬆️をクリックしてね