天狗将軍 〜第108話 飛ぶ天狗〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

前回まではこちら⬇️



世は争乱…

我は室町幕府、第9代征夷大将軍・足利義尚(あしかがよしひさ)である。



永正4年(1507年)6月23日…


「来たか…」


細川政元(ほそかわまさもと)が体を清めようと湯殿に入り桶を持った瞬間、



ガタッ!ガタッ!


複数の顔を布で隠した男が入ってきた。



「死ね!」


振り下ろした太刀が政元の左腕辺りに流れた。

スパッ!


政元は懐刀しか持っていなかった。



「政元!覚悟!」

政元は咄嗟に板壁に当たり、外の庭に出た。そこへ忍びの紗奈(さな)が来た。


紗奈は既に右腕から血が流れていた。


紗奈「殿!!」

政元「紗奈、お前も襲われたのか!?」

紗奈「私を殿から遠ざけようと襲ってきました。」



さらに賊らは2人を囲み、斬りかかってきた。

その時、紗奈が短刀を賊の1人に投げた。短刀はその賊の顔をかすめた。


すると布が取れ、隠していた顔が現れた。


その賊は、


政元「貴様!香西元長(こうざいもとなが)!」


コアラ香西元長は政元さんの家臣で養子の澄之(すみゆき)さんに付いていたんだよ



元長「修験道ばかりにうつつを抜かす政元様には政を任せてられぬ!我らが澄之様の元、行なっていくわ!政元様は死んでいただく!」

政元「…紗奈、逃げよ!」

紗奈「何をおっしゃる!?」

政元「こやつらは天下が欲しいのだ。紗奈はその天下がどうなるのか、見届けよ!」

紗奈「なりませぬ!世は荒れまする!」

政元「紗奈!わしの最後の命だ!行け!」


政元は紗奈を庭の端まで突き飛ばした。



そして、元長が斬りかかってきた時、政元は後ろに飛び上がった。


政元「南無!!」



政元の体が浮いた!まるで天狗のようだった!




その姿を元長も賊らも、紗奈も見た。


その時、





ズサッ!

矢が飛んできて政元の胸に命中した。


政元「ぐわっ!!」

政元は地面に倒れた。



矢の飛んできた方向には澄之(すみゆき)がいた…。





つづく…
コアラもう1回だけ続きます。次回こそ最終回、お楽しみに〜




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