天狗将軍 〜第93話 悩む政元と聡明丸〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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世は争乱…

我は室町幕府、第9代征夷大将軍・足利義尚(あしかがよしひさ)である。



文亀2年(1502年)秋、細川政元(ほそかわまさもと)の館に阿波守護家の細川成之(ほそかわしげゆき)、野州家の細川政春(ほそかわまさはる)が京兆家後継ぎのことでやってきていた。


そこで政元は成之が後継ぎに推す孫の六郎(ろくろう)と家臣の三好之長(みよしゆきなが)と会った。


三好之長


コアラ三好之長さんは後に京で政権を取る三好長慶(みよしながよし)さんのひいお爺さんらしいんだ


成之「我が孫、六郎だ」

六郎「初めてお目にかかります。成之が孫、六郎にございます。」

政元「…うむ。礼儀正しい良い御子ですな。」

六郎、後の細川澄元(ほそかわすみもと)


政元は六郎より、六郎の傍にいる三好之長が気になっていた。


政元「そちらの者は?」

成之「これは三好之長、六郎付きの家臣だ。」

之長「三好之長です。以後お見知り置きを…。」

成之「之長はわしに反して一揆を主導したりしたが…今は頼りになる家臣だ。」



政元は知っていた。かつて四国を旅した時に一揆を主導していた之長を見ていたからだ。



成之「六郎は13歳、弓矢を得意とし文才もある。六郎こそ後継ぎにふさわしい人物だ。」

政元「政春殿はどう思われる?」

政春「最終的には政元殿が決めることだが…やはり細川の血筋から選ぶのが一門全て納得すると思う。」


政元としては阿波守護家からの養子は受けたくなかった。

かつて六郎の父、今は亡き細川義春(ほそかわよしはる)は足利義尹(あしかがよしただ)と繋がっていたからだ。



しかし、阿波守護家は細川氏では京兆家につぐ力を持つ家。それを細川一門から外したくはなかった。

コアラ阿波守護家は幕府の相伴衆っていう役職をやっていたくらい家柄はよかったんだ



政元「…今は決めることはできませぬ。今一度、考えさせてくだされ。」

成之「うむ、よく考えるのじゃ。頼むぞ。」






その頃、政元の嫡男、聡明丸(そうめいまる)が館の庭にいた。


木刀を持ち、剣術の稽古をしていた。相手は聡明丸より年上の若い武士であった。



聡明丸「……はっ!」


カツン!


聡明丸は早い動きで相手の木刀を叩き落としていた。


相手「参りました。…聡明丸様、剣術嫌いと聞いて相手を申し込みましたが、凄い剣術の腕ではないですか。」

聡明丸「嫌いだが、下手ではない。だが、剣術が強くても、今の世の争いはなくならぬ…そなた、名をなんと申す?」

相手「これはもうし遅れました。私は細川政春が長男、高国(たかくに)と申します。」


細川高国

コアラ高国さん、後に細川一門のトップに立つんだよ



高国「聡明丸様はどう世を治めればよいとお思いか?」

聡明丸「武力だけでは争いはなくならぬ。他に治める手は…わしにもわからぬ。それをずっと考えておるのだ。」


高国は聡明丸にいい感情を持った。




政元は修験道の御堂で考えていた。

後継ぎをどうすべきか…


そこへ野州家の細川政春が入ってきた…。





つづく…
コアラ次回をお楽しみに〜





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