天狗将軍 〜第90話 将軍の家出〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

前回まではこちら⬇️



世は争乱…

我は室町幕府、第9代征夷大将軍・足利義尚(あしかがよしひさ)である。




細川政元(ほそかわまさもと)は養子の聡明丸(そうめいまる)を正式に細川京兆家(ほそかわけいちょうけ)の嫡男とした。

コアラ嫡男、ようは後継ぎだね



政元は急ぎ養子を決めたようだった。

話は少し前に戻る。

文亀2年(1502年)夏…

21歳に成長した将軍、足利義高(あしかがよしたか)は自ら政を行いたいと考えていた。

足利義高


しかし、実権は政元や幕府政所の伊勢貞宗(いせさだむね)に握られており、何もさせてもらえなかった。


義高「貞宗、わしの意見は…」

貞宗「我らにお任せください。」


義高は意見を言う間もなく、政は進んでいたのだ。

さらに政元とは意見の対立することもあった。

コアラ政元さんが拗ねて引きこもり、義高さんが説得しに行ったこともあったんだよ



義高『わしは将軍という飾り物か…しかし、飾り物なら足利の血筋なら誰でも良いのではないのか…』


義高は政元や貞宗を内心疑うようになっていたのだ。





同年8月4日…


貞宗「政元殿、御所様が岩倉の金龍寺(きんりゅうじ)に入ったまま出てこなくなりました。」

政元「なんと!?引き篭もったと?」

貞宗「我らに意見したいのでしょう。ここは我らが迎えに行くしかありますまい。」

政元「やれやれ…わがままをいうようになった。将軍をすげ替える時期なのかの…」

貞宗「すげ替える?誰に?」

政元「いや…さあ、行きましょいう。」



政元の内にはある人物を次の将軍候補があった。


それは京の実相院(じっそういん)に入っている義忠(ぎちゅう)である。



現在の実相院


義忠は政元と明応の政変で対立し、周防に逃げている足利義尹(あしかがよしただ)の異母弟で幼い頃、仏門に入っていたのだ。


足利義尹


コアラこの時、義尹さんは周防の大内義興(おおうちよしおき)さんのところにいるんだよ




政元と貞宗は金龍寺に行き、義高を説得しようとしたが、義高は会わなかった。

貞宗「さてさて…どうしたものか?」

政元「いざとなれば力付くでも…」


その時、1人の金龍寺の僧が書状を持って現れた。


僧「御所様がこれをおふたりにお渡しせよと言われ持ってきました。」

政元「書状?わしと貞宗殿、別々の書状のようだ。」



それは義高から政元、貞宗に宛てた要求書だった。


貞宗は7か条、政元は5か条の要求が書いてあり、政元の5か条には後柏原天皇(ごかしわばらてんのう)様の即位礼の費用、内裏警護などがあったが…


政元はひとつの要求に驚愕した。


政元「これは…」


それは、義忠の処刑と書かれてあったのだ…。







つづく…
コアラ次回をお楽しみに〜







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