天狗将軍 〜第77話 政元と義材〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

前回まではこちら⬇️



世は争乱…

我は室町幕府、第9代征夷大将軍・足利義尚(あしかがよしひさ)である。




明応2年(1493年)4月25日、河内では京の政変により将軍職を廃された足利義材(あしかがよしき)は畠山政長(はたけやままさなが)が自害した後、細川政元(ほそかわまさもと)の家臣、上原元秀(うえはらもとひで)の陣に投降、降伏した。


足利義材


義材『…一体何が起きたのだ…誰もわしの元からいなくなった…』


コアラ明応の政変により義材さんの味方をする諸大名は政長さん以外離れていったんだよね



政長の子で紀伊より出陣し、堺で赤松政則(あかまつまさのり)の軍と衝突していた畠山尚順(はたけやままさのぶ)は命かながら紀伊に落ち延びていった。

この時、尚順を逃したことが政元に一抹の不安となる。




義材の身柄は京に送られて龍安寺(りょうあんじ)に幽閉された。



現在の龍安寺




京では政元によって義材一派は一掃されていた。義材の側近として隆盛を誇っていた葉室光忠(はむろみつただ)も捕らえられていた。



光忠「我は何もしてない!命は助けて!」


義材の側近として諸大名との取次をし、権力を欲しいままにしていた光忠を政元が許すわけもなく…


光忠は処刑されたのだ。






戦は終わり、政元は紗奈(さな)を抱きながらひと息をついた。




政元「一段落ついた。紗奈も大儀であった。」

紗奈「義材様は今後、どうされるのですか?」

政元「うむ…前将軍を処刑にすれば世のそしりを受けよう…わしが義材様と会おうと思う。」

紗奈「これからは殿が政を治めるのですか?」

政元「すぐには、そうはいくまい。富子(とみこ)様も伊勢貞宗(いせさだむね)殿も立てねばならぬ。」

紗奈「富子様が義材様を暗殺する噂があります。」

政元「そうか…急がねばの。」





政元は龍安寺の石庭で義材と会った。




政元は平伏した。

義材「……まだ、わしに平伏してくれるのか?」

政元「前将軍ですから…」

義材「わしをどうするのだ?斬るのか?」

政元「…義材様、この庭の石はいくつありますか?」

義材「ん…石か…綺麗な庭だな…14個だな。」

政元「義材様の目には14と見えますか…ここには15個の石が置いてあります。」

義材「15?…何度数えても14だぞ。」

政元「15は完成されたもの。しかし、そう簡単には完成はできない…ということをこの石庭は物語っています。」

義材「わしの政も完成できなかった…そなたが完成させるのか…。」

政元「もう足利将軍家に完成させることはできませぬ…新たな政を作ります。」

義材「…わしは…認めぬ。認めぬぞ。」

政元「……」




政元は義材を龍安寺から家臣の上原元秀の館に移した。


政元「義材様は小豆島に流す。そこで余生を過ごしてもらうのだ。」


コアラ小豆島は政元さんの領地だね



将軍を臣下である政元がすげ替える…これにより将軍は傀儡化し、力を失ったのだ。

後の世では明応の政変により戦国時代が始まったと言われている。





明応2年(1493年)6月29日、京は嵐にみまわれていた。

この嵐に乗じて一大事が起きた。


幽閉されていた義材がいなくなったのだ…。






つづく…
コアラ次回をお楽しみに〜








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