天狗将軍 〜第67話 張り切る将軍〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

前回まではこちら⬇️




世は争乱…

我は室町幕府、第9代征夷大将軍・足利義尚(あしかがよしひさ)である。



「何をやっているのだ!?」


京に帰った細川政元(ほそかわまさもと)は怒っていた。


細川氏の守護をつとめる丹波国で国人一揆が起きていたのだ。

政元は守護代の上原元秀(うえはらもとひで)を呼び出し状況を聞き怒ったのだ。

コアラ元秀さんは政元さんの旅にも同行したことのある上原賢家(うえはらかたいえ)さんの息子さんなんだよ


元秀「申し訳ありませぬ。丹波の位田晴定(いでんはるさだ)が周囲の国人らと謀反を起こし位田城に籠り…これに手こずっておりまする。」


位田城跡のある山(現在の京都府綾部市)


政元「そんな状況なのに、そなたはなぜここにいるのだ?」

元秀「父、賢家に鎮圧を一任しました。」

政元「…とにかく、今は下がれ!」



元秀は政元に一喝され、下がっていった。

政元は紗奈(さな)を呼び、


政元「こたびの一揆の経緯を調べよ。元秀は真実を隠している。」

紗奈「わかりました、では早速…」

政元「戻ったばかりで悪いが頼むぞ。」




政元は将軍、足利義材(あしかがよしき)に拝謁に行った。


そこで…




御所様(義材のこと)は、今お忙しい」


現れたのは義材の申次の葉室光忠(はむろみつただ)であった。


コアラ光忠さんは公家で義材さんが美濃国に避難しているころから仕えているんだよ



政元「御所様の帰京せよとの命で政元、帰京し、すぐさま参上しました。すぐにお取次を!」

光忠「遅いのだ…御所様はお怒りであったぞ…」


光忠は取次をせず、政元を苛つかせていた。


そこへ義材が現れた。

義材「おっ!政元ではないか!待っていたぞ。」

光忠「…御所様、今、私が取り次ぐところでした。では私はこれで…」


政元は光忠を睨んだ。

それを見た光忠はすごすごと引き下がっていった。



足利義材


義材「政元、六角高頼(ろっかくたかより)が寺社の領地を返さないのだ。そこで前将軍同様、六角征伐をするぞ。」

政元「……兵の状況は以下に?」

義材「すでに号令をかけ、参陣するのは畠山、斯波、赤松、山名、大内、武田、京極、一色、土岐…これだけの兵力なら六角もひとたまりもあるまい。そなたも参陣するのだ。」

政元「御所様、先の征伐は長く、守護大名も疲弊しました。ようやく帰れたのに、またここで六角征伐は反感を買います。」

義材「六角征伐に否と申すのか!?」

政元「守護大名は皆、領国に問題を抱えております。私も丹波で一揆が長引き対応せねばなりません。征伐は幕府への反感になりまする。」

義材「ならぬ!今、六角を討たねば、さらに近江は荒れる。悪い芽は早く摘まねばならぬのだ!政元、頼むぞ!」



そう言うと義材はその場から去っていった。

政元はその背中を見て、

『何もわからぬ青二才が…今にみておれ』






つづく…
コアラ次回をお楽しみに〜



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