天狗将軍 〜第66話 房定の指摘〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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世は争乱…

我は室町幕府、第9代征夷大将軍・足利義尚(あしかがよしひさ)である。




『政元、帰京せよ!』


越後国・上杉房定(うえすぎふささだ)の館にいる細川政元(ほそかわまさもと)の元に京の将軍、足利義材(あしかがよしき)から報せが入ったのだ。


足利義材像

コアラ義材さんは第10代の征夷大将軍だね

政元の忍び、紗奈(さな)の配下の者から、その報せは入ったのだ。


紗奈「六角高頼(ろっかくたかより)が押領した寺社の領地を返さず、それが御所様(義材のこと)の逆鱗に触れて、六角征伐を行なうようです。」

政元「まったく…同じ事を…ならば京に残したわしの家臣、安富元家(やすとみもといえ)に任せよう。わしは奥州に行く。」

房定「政元殿、今は御所様の命に従い、一旦は帰京しなされ。今後の計画の触りになりかねん。」

政元「確かに大事の前に疑われることがあれば…わかりました。奥州に行きたかったし、伊豆にも行きたかったが…仕方あるまい。」

房定「伊豆は足利政知(あしかがまさもと)様が亡くなり、ひと騒動あるかもしれん。わしが見張っておこう。」

コアラ伊豆の堀越公方の政知さんが亡くなり、後は嫡男とされた潤童子(じゅんどうし)が継ぐようだけど…


政元「伊豆の近隣の駿河には伊勢盛時(いせもりとき)がおりまする。元は足利義政(あしかがよしまさ)公、義尚公の申取次で、今は今川氏に仕えております。その者を使ってくだされ。」

房定「伊勢殿…今川氏の御家騒動を治めたとか。わかりました。」



コアラ伊勢盛時さんは後の小田原北条氏の初代の北条早雲(ほうじょうそううん)さんだね




政元らは帰京することにした。


政元が帰京の準備をしている時、房定は紗奈に声をかけた。

房定「政元殿が奥州に行きたがるのは…修験道の修行か?」

紗奈「はっ、はい。なぜそれを…」

房定「そなたらの山伏の姿、それに奥州は霊山があり、修験道の修行の場所と聞く…それらから察したのだ。」

紗奈「おっしゃる通りでごさいます。殿は2、3年前から修験道を極めようとしています。」

房定「人の信じる事にとやかくは言わないが…政と混同してはならぬ。それが政を担うものだ。そこを注意するようにな…」


房定の指摘は紗奈が心配していたことであった。




房定に見送られ、政元らは越後国を後にした。







政元らは帰京したが、政元が守護である丹羽国ではまた国人一揆が起こっており、政元の家臣の上原賢家(うえはらかたいえ)が鎮圧にあたっていたが、うまくいっていなかった。





政元は丹羽の国人一揆の鎮圧を優先させたいと考えていたが…。







つづく…
コアラ次回をお楽しみに〜





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