天狗将軍 〜第56話 凱旋将軍〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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世は争乱…

我は室町幕府、第9代征夷大将軍・足利義尚(あしかがよしひさ)である。





「最後の出陣…そなたと一緒で…嬉しかった…。」



長享3年(1489年)3月26日、我は死んだ。




細川政元(ほそかわまさもと)は我を抱き、陣まで運んでくれた。



我が母、日野富子(ひのとみこ)は…

富子「…義尚、起きなされ。いたずらにこの母を騙してはなりませぬぞ。母はわかっておる。こうして母を困らせようとしているのであろう………義尚!義尚!うっううぅぅぅ!」


日野富子像


富子は泣いた。物言わぬ我の胸で泣いた。



その後ろに我が側近・結城尚豊(ゆうきひさとよ)らがいた。

コアラ尚豊さんは義尚さんお気に入りの側近だったんだ


尚豊「御所様、無理に出陣するから…もうじき足利義材(あしかがよしき)様が来られるというのに。」


政元は尚豊の言葉を聞き…





バキッ!!


尚豊を殴ったのだ。


政元「貴様ら、御所様のこと、何もわかっておらぬ。何も…」

尚豊「ひいぃぃ〜」



尚豊はこの後、近江国の守護を解任された。そして…その後の動向はわからず消えたそうだ。





政元「大御台様(富子のこと)、御所様と一緒に京へ帰りましょう。」

富子「…政元殿。」

政元「御所様は勝ったのです。六角を征伐したのです。堂々と帰りましょう。」

富子「政元殿…ありがとう…。」










我の遺体は政元や富子に護られて京へ帰った。

さながら凱旋将軍のような隊列であったという。





こうして六角征伐は終わった。


政元は我の最後の言葉を思い出していた。


「将軍になるのだ…」


政元『義尚様亡き後…どうすべきか…』




我に変わって六角征伐の大将にと頼まれていた義材とその父、足利義視(あしかがよしみ)は我が亡くなったことの報せを美濃で聞いた。


義視「義尚が亡くなったか…これで次の将軍はそなただ。」

義材「父上、まだ決まったわけではござりませぬ。」

義視「大御台の富子もそなたを推挙するはず。心配致すな。京へ向かうぞ。」

足利義視




しかし、義視・義材はすぐには京へ入れなかった。


政元が2人の入京を反対したのだ…。







つづく…
コアラ次回をお楽しみに〜





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