天狗将軍 〜第42話 義尚の恋〜 | 歴史を感じよう

歴史を感じよう

日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

前回まではこちら⬇️




世は争乱…

我は室町幕府、第9代征夷大将軍・足利義尚(あしかがよしひさ)である。




細川政元(ほそかわまさもと)が摂津の国人一揆を鎮圧し、京へ帰ってきた。




コアラ一緒に行った畠山政長(はたけやままさなが)さんは残って河内国で畠山義就(はたけやまよしなり)さんと懲りずに争ってるね


我は政元を小川御所へ呼んだ。


政元「御所様、細川軍はただいま戻りました。」

義尚「待ちかねたぞ。事は思いの通りになったようだな。」

政元「はい、政長殿は怒っておりましたが…これ以上畠山の争いには巻き込まれたくありませぬ。」

義尚「積もる話もあるが…今宵我に付き合ってほしいのだ。」

政元「どちらへ参るのですか?」

義尚「恥ずかしい話だか…徳大寺公有(とくだいじきんあり)殿の館へ忍ぶ…こちらの姫に会いにいくのじゃ。」

政元「女…ですか…私はあまり興味が…」

義尚「頼む!政元にしか頼めぬのじゃ、なっ?」


政元はしぶしぶ了解してくれたようだった。





その夜、我と政元は徳大寺の館に入った。


公有には話を事前に話を通しておいたので、すんなり事は運んだ。



我が気に入っている姫は公有の娘で名を政子(まさこ)という。



コアラ政子って名はこの物語の創作だよ


政子「ようお越し下さりました。今宵は御ゆるりしてぐださりませ。」

義尚「政子姫、こちらは我が家臣の細川政元じゃ。」

政元「細川政元でごさります。」



酒と魚を味わいながら、我は鼻の下を伸ばしていたと後で政元に言われてしまった。






翌日…我の元に母・日野富子(ひのとみこ)がやって来た。


富子「義尚、昨晩はどちらへ行かれました?」

義尚「どちらへって…」

富子「政元を連れて徳大寺公有殿の館へ行かれましたね。」

義尚「知っておるではないですか…それが何か?」

富子「もう行ってはなりませぬ。あの娘にも今後、会ってはなりませぬ。」

義尚「なぜだ!?母上にそこまで言われたくないわ!」

富子「公有殿の娘、政子姫は…大御所様の側室です!」


コアラ大御所って義尚さんの父・足利義政(あしかがよしまさ)さんのことだよ


足利義政

我は驚いた。まさか父の側室だとは思いもよらぬことだったからだ。


義尚「…まさか…政子姫が…」

富子「事実です。…義尚、そなた、関係ももったのですか?」

義尚「かまわぬ!政子姫は我の側室にする!」

富子「なりませぬ!親子で1人の姫を取り合うなど…政子という名は大御所様が名付けた名です…とんでもない女です!」

義尚「父の名を…それでもよい!我は政子姫が好きなのじゃ!」

富子「目を覚ましなされ!あの女は既に京にはおりませぬ!」

義尚「なんと!?母上が追い出したのか!?」



この時、我は正気を失った。


義尚「やめてやる!将軍などやめてやるわ!」






バサッ!


富子「義尚!何てことを!」



我は髷を切ったのだ…。






つづく…
コアラ次回をお楽しみに〜












にほんブログ村 小説ブログ 歴史・時代小説へ
にほんブログ村