天狗将軍 〜第39話 義就追討軍〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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世は争乱…

我は室町幕府、第9代征夷大将軍・足利義尚(あしかがよしひさ)である。




「今度こそ、義就(よしなり)を討つ!」



文明14年(1482年)、管領・畠山政長(はたけやままさなが)は我の前でいきり立っていた。


義尚「政長、何をいきり立っておる?」

政長「御所様、畠山義就(はたけやまよしなり)は河内国の守護であるそれがしを差し置いて、勝手に河内を牛耳り、さらには摂津国まで侵しております。もはや、このまま見過ごすわけには参りませぬ!幕府の威信にかけても、義就を討たねばなりませぬ!」

義尚「政長の軍勢だけで、勝てるのか?」

政長「細川政元(ほそかわまさもと)を連れて参りましょう。」

義尚「政元を?これは畠山の争いではないか?」

政長「いえ、摂津の守護は政元。摂津を侵されている以上、政元も黙っておりますまい。それに摂津は国人による一揆が起こっております。政元としては、これも治めねばなりますまい。」

義尚「政元が承知するかな?」

政長「もしかしたら、摂津の国人を一揆に煽っておるのは義就かもしれませぬ。放ってはおけますまい。」


畠山義就


コアラ義就さんと政長さんは畠山の家督を巡って応仁の乱から争っているんだよ。応仁の乱が終わっても、まだ争っているんだ。



我は熱く迫る政長に義就追討命令を出した。



これを聞いた政元は、承知したのだ。


政元「御所様の命とあれば仕方あるまい。」



政元は摂津国の守護代、薬師寺元長(やくしじもとなが)を呼び寄せた。

コアラ薬師寺元長さんは政元のお父さん、勝元(かつもと)さんの代から細川家に仕えて、応仁の乱で活躍して摂津国の守護代に任じられたんだ。



政元「元長…おぉ、子を連れてきたのか?」

元長「はい、殿に会いに行くと言ったら、着いていくと駄々を言いまして…。」


元長の実子、与一(よいち)が着いてきていたのだ。


政元「与一、わしが好きか?」

与一「はい!大きくなったら殿のお側に仕えたいです。」

政元「そうか(笑)、元長、与一をわしの小姓にしよう。よいな?」

元長「これは有難いことです。」


コアラこの与一くん、後年に政元さんと深い関係になるんだ…後年ね




政元「ところで…摂津は畠山義就が侵攻しておるが…国人一揆とは関係あるのか?」

元長「いえ、国人は茨木(いばらぎ)、吹田(すいた)辺りが騒いでおりますが義就とは関係ありませぬ。」

政元「やはり…政長め、わしを追討軍に加えたくて讒言しおったな。」

元長「しかし、義就は放っておけますまい。摂津の一部、東成・西成・住吉を占領しております。」



コアラ河内と摂津ってお隣同士なんだね


政元「うむ、政長に利用されるふりをして、わしが政長を利用してやろう。摂津の平定を優先だ。」





6月、政長と政元の追討軍は出陣したのだ…。







つづく…
コアラ次回をお楽しみに〜












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