天狗将軍 〜第35話 安寧な世を目指す〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

前回まではこちら⬇️




世は争乱…

我は室町幕府、第9代征夷大将軍・足利義尚(あしかがよしひさ)である。



文明12年(1480年)、丹波国で一宮氏(いちのみやし)に拉致、幽閉された細川政元(ほそかわまさもと)は一宮氏の館の1室で年を越した。


コアラ政元さんと一緒にいた家臣の上原賢家(うえはらかたいえ)さんと紗奈(さな)さんは別室に移されたんだよ



一宮氏は丹波国の守護代、内藤元貞(ないとうもとさだ)と交戦状態に入った。





元貞は細川氏の一族の細川勝之(ほそかわかつゆき)を担ぎ、細川氏の家臣、庄氏(しょうし)や安富氏(やすとみし)と一緒に一宮氏を討伐しようとしていた。


コアラ安富氏は讃岐国の東讃岐の守護代だね





政元は閉じ込められた部屋でどうすることもできなかった。

政元『…わしは…わしの存在は何なのだ!?我が細川も下剋上なのか…』




政元の元に一宮氏の一宮賢長(いちのみやかたなが)が訪れた。

賢長「ご機嫌いかがですか?」

政元「外はどうなっておる?」

賢長「内藤元貞は細川勝之様を擁立し、我らに対抗しています。」

政元「勝之…元は我が父、勝元(かつもと)の猶子で一時期は後継ぎ候補であった。いまさら勝之を担ぐとは…我が細川も舐められたものだ。」

賢長「我が方には政元様がいらっしゃる。必ず勝ちまする。」

政元「わしは…己の無力に悔いておる。父がいれば、こんなことは起きまい。」

賢長「…政元様はどうされたいのですか?」

政元「賢長、京の荒れた様子を見たか?今の幕府に京を美しくできると思うか?」

賢家「…それは…」

政元「わしの望みは京を美しくし、民の暮らしを安寧にしたい…荒れた世を綺麗にしたいのじゃ。」

賢長「民の暮らしを安寧にとは?」

政元「この丹波や阿波、河内は田畑が荒れ、民が疲弊しておる。武士同士が争い、一揆が起こり…安寧には程遠い世じゃ。民が安心して田畑を耕せる世にしたいのじゃ。争ってどうなる?」

賢長「…争いを止めよと?」

政元「そうだ。わしはまだ力はないが…必ず、そのような世にしてみせる!」


賢長は黙って立ち上がり、部屋を出た。

賢長『民が安心できる世…』





3月になり、元貞の八木城へ賢長が訪れた。

八木城の本丸跡


賢長は城の門前に立ち、叫んだ。



賢長「一宮賢長だ!元貞殿に会いに来た!手土産もある!開門!」



そこへ元貞がやってきた。

元貞「内藤元貞だ、手土産とは?」


賢長は槍にくくりつけてあった白い布を突き出した。


賢長「一宮宮内大輔(いちのみやくないだゆう)の首だ!」

元貞「何っ⁈」



白い布の中は大輔の首が入っていたのだ…。







つづく…
コアラ次回をお楽しみに〜






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