天狗将軍 〜第28話 讃岐を守る国人〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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世は争乱…

我は室町幕府、第9代征夷大将軍・足利義尚(あしかがよしひさ)です。



文明11年(1478年)夏が終わりになる頃、細川政元(ほそかわまさもと)と家臣の上原賢家(うえはらかたいえ)と紗奈(さな)は四国に渡り、阿波国から讃岐国に到達した。


着いたのは讃岐の東の地域だった。


そこには綺麗な川があった。


紗奈「川で水をいただきましょう」

政元「そうだな、ちょうど喉が渇いていたところだ。」



政元らは手で水をすくい飲んだ。

賢家「あー、美味しい〜生き返る〜」



ふと川下に政元ら男の民が水を汲んでいるのが見えた。



賢家は気さくに声をかけた。

賢家「この川の水は美味しい。なんて川ですか?」

男の民「この川は春日川ですよ。どちらから来たのですか?」

現在の春日川

賢家「わしらは畿内から来た商人です。この辺りはどなたが治めてますか?」

男の民「讃岐は細川様が守護、この地は細川様の守護代、安富元家(やすとみもといえ)様ですが…元家様はずっと京にいます。」


コアラ安富氏は細川氏の重臣なんだよ



政元はこの地が土一揆が起きていた阿波と違い、平穏であることが気になり、その男の民に聞いてみた。

政元「守護代様がいなくても、この地は平穏無事ですね。」

男の民「この地は昔より植田(うえだ)様が守っておられる。」

政元「植田様…」

男の民「あちらで水を汲んでいます。」


男の民が手をさす方向を見ると、百姓姿ではあるが体の大きい男がいたのだ。

男の民「植田景綱(うえだかげつな)様です。」



景綱は水汲みを終えたのか、桶を持って政元らの方に来た。


景綱「旅の者ですか?」

賢家「はい、畿内より来ました。」

景綱「それは大変でしたでしょう。畿内は乱により荒れていますからね。」

政元「畿内に行かれたことがおありで?」

景綱「主命により京に行きましたが…戦続きで…細川のお殿様が和議をし、ようやく讃岐に帰って来られました。」


景綱は笑みを見せた。

景綱「やはり、生まれ育った地はいい。」

政元「荒れてもなく平穏な地ですね。」

景綱「わしの先祖はこの地を細川様や安富様より前から守っています。だから、この地を守るのがわしの役目。」

コアラ植田氏は平安時代以前より讃岐にいたみたいだね。あっ、ちなみに植田景綱さんはこの物語だけの架空の人物だからね。植田氏は実在だよ




植田氏の居城、戸田城跡



景綱「あと…この地は上皇様がお守りいただいております。だから平穏なのです。」

政元「上皇様?」

景綱「はい、崇徳上皇(すとくじょうこう)様です。」





崇徳上皇、平安時代の人物でした…。





つづく…
コアラ次回をお楽しみに〜







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