天狗将軍 〜第24話 うかぬ政元〜 | 歴史を感じよう

歴史を感じよう

日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

前回まではこちら⬇️




世は争乱…

我は室町幕府、第9代征夷大将軍・足利義尚(あしかがよしひさ)である。



文明9年(1477年)11月11日、11年にも及んだ応仁の乱が終結した。


コアラ応仁の乱は応仁元年(1467年)に始まったんだよね



その日が9日後、幕府は天下静謐(てんかせいひつ)の祝宴を催し乱の終わりを告げたのだった。






この祝宴に細川政元(ほそかわまさもと)は参加しなかった。


政元は自らの館の庭を眺めながら自問自答をしていた。


政元『金で終わったなどと…これで本当に乱は終わったのか…?』


政元は大内政弘(おおうちまさひろ)が我の母・日野富子(ひのとみこ)に賄賂を送り守護職を安堵されたことに不快感を覚えていたのだ。


日野富子像


その時、庭の木から影が動いた。


政元「誰だ⁉︎」


その影は姿を現した。それは天狗だった。


政元「!!天狗っ!」

天狗「幕府のものは浮かれておるの…これで乱が終わったわけではないのに…」

政元「貴様は何者だ⁉︎」

天狗「わしのことなど、どうでもよい。乱は日本全国に散らばっておるぞ。すでにそなたらの足元に火が点いておるぞ…。」



そう言うと天狗は木に上がり消えていったのだ。


政元「あっ!一体何者なのだ?…足元に火が点いているとは…」






翌文明10年(1478年)7月、我は政元を小川御所に呼んだ。そこには当然のように我が母、富子もいた。


義尚「政元、乱も前年に終わり、幕府を立て直さねばならぬ。」

政元「はい。」

富子「そこでじゃ、そなたを管領に任じることにしました。」

政元「私が管領…。」

富子「管領はそなたの父・勝元(かつもと)殿も付いた職です。そなたも勝元殿以上に力を奮って義尚を支えておくれ。」

政元「…かしこまりました。」


この時の政元は管領職を受けたにも関わらず、うかぬ顔をしていたのだ。




それから我の任大将拝賀の儀礼が行なわれたが、それが終わると政元は管領を辞めたのだった…。







つづく…
コアラ次回をお楽しみに〜





にほんブログ村 小説ブログ 歴史・時代小説へ
にほんブログ村
コアラ宜しければバナーをクリックしてね