天狗将軍 〜第10話 嫡男、聡明丸〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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世は争乱…

我は室町幕府、第9代征夷大将軍・足利義尚(あしかがよしひさ)である。



文明4年(1472年)1月、東軍の細川勝元(ほそかわまさもと)と西軍の山名宗全(やまなそうぜん)は戦を終結すべく2人で会い、和睦交渉をしたが…


コアラ応仁の乱は1467年から始まったから、この時点で5年も戦が続いているんだよ。



御所に帰ってきた勝元は我が母、日野富子(ひのとみこ)と会った。

勝元「…申し訳ござりませぬ。和睦交渉は中断となりました。」

富子「中断!いかなることでございますか?」

勝元「宗全…宗全殿と会い、お互い隠居することで和睦を進めるところまで話は進みましたが…」



勝元「東軍にも西軍にも和睦に反対するものがおり…それが邸内に乱入し中断せざるを得なくなりました。」




富子「和睦に反対とは…誰ですが?」

勝元「西軍では畠山義就(はたけやまよしなり)、大内政弘(おおうちまさひろ)、我が東軍では畠山政長(はたけやままさなが)、赤松政則(あかまつまさのり)…など細川、山名以外はほとんどです。」

畠山義就


富子「この期に及んで、まだ戦を続けたいとは…」

勝元「もはや、和睦を望む者と望まぬ者との争いになりかねまする。私は正式に細川家の嫡男を聡明丸(そうめいまる)と決めまする。聡明丸は山名家の血も引いており、これを和睦の証と致します。」



コアラ聡明丸くんの母は山名家出身だからね。


勝元はそれまで猶子としていた細川勝之(ほそかわかつゆき)を廃嫡とし、聡明丸を嫡男として擁立したのだ。



勝元「聡明丸、そなたが細川家の主人となり、将軍家を、幕府を支えていくのだ。」

聡明丸「はい、しかし父上はいかがされるのですか?」

勝元「隠居したいところだか…そなたはまだ6歳と幼い。しばらくはわしが後見となろう。」



そこへ聡明丸の母であり、勝元の正妻である里(さと)が入ってきました。


聡明丸「母上、戻ってこられたのですね?」

里「…殿…我が養父が…」

勝元「里、どうした?宗全殿に何かあったのか?」

里「…自害を図ったのです。」








つづく…
コアラ次回をお楽しみに〜





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