白の執権 〜第151話 権力をつける公家〜 | 歴史を感じよう

歴史を感じよう

日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

前回まではこちら⬇️




諸行無常の世の中…

我は北条泰時(ほうじょうやすとき)が妹、竹子(たけこ)です。




1234年8月、後堀河上皇(ごほりかわじょうきょう)様が崩御されました。

後堀河上皇



後堀河上皇様は1232年に帝の位をまだ2歳の親王様に譲位されていました。


コアラ新しい帝さんが四条天皇(しじょうてんのう)さんなんだよ

四条天皇



しかし、元々、病弱だった後堀河上皇様は院政を始めて、わずか2年で崩御されたのです。まだ23歳でした。



泰時はこの報せを家臣の尾藤景綱(びとうかげつな)より聞きました。

泰時「まだ23とお若いのに…」

景綱「京では崩御されたのは隠岐の後鳥羽法皇(ごとばほうおう)様の生霊の祟りではないかと噂されております。」

泰時「生霊!祟り!馬鹿なことを!」

景綱「噂好きの京の公家の話です。気にはなさらないように…」

泰時「しかし、新たな帝の母は九条道家(くじょうみちいえ)殿の娘であったな。」

景綱「はい、道家殿は鎌倉殿である頼経(よりつね)様の御父君でもあります。ますます権力を拡げますな。」

九条道家


泰時「道家殿の権力は鎌倉あってのこと。それに権力は朝廷内のことだ。」

景綱「はい……うっ…」


バタッ!


景綱がその場に倒れました。


泰時「景綱!景綱!誰か!医師を呼べ!!」





しばらくして景綱は落ち着きました。

泰時「景綱…気分はどうだ?」

景綱「…申し訳ごさりませぬ。殿にお伝えしたいことがごさります。」

泰時「どうした?」

景綱「京の監視は怠らぬよう、そして鎌倉の味方だと公言する公家ほどご注意ください。」

泰時「うむ…わかった。」

景綱「私の後、北条家の家令には長崎次郎(ながさきじろう)を推薦します。」

泰時「次郎はそなたとともに永きに渡り、わしに仕えてくれておる。そのつもりだ。」

景綱「ありがとうございます。私は殿の家臣でよかった…。」



景綱は1234年9月に亡くなりました。

景綱の遺言どおり、北条家の家令には長崎次郎…改め平盛綱(たいらのもりつな)が付きました。

コアラ平盛綱さんは平清盛(たいらのきよもり)さんの孫の資盛(すけもり)さんの子孫の説があるけど…定かではないようだね







1235年になり…後鳥羽法皇様が京に帰ってくる噂が立ったのです…。







つづく…
コアラ次回をお楽しみに〜








にほんブログ村 小説ブログ 歴史・時代小説へ
にほんブログ村
コアラ宜しければバナーをクリックしてね