諸行無常の世の中…
我は北条泰時(ほうじょうやすとき)が妹、竹子(たけこ)です。
泰時の次男・時実(ときざね)を初め、数人の御家人を斬った高橋次郎(たかはしじろう)は捕らえられ尋問にかけられました。
しかし、次郎は何も喋らず…
事件の翌日、次郎は斬首となりました。
泰時は他の御家人も斬られている以上、早めに処置をするしかなかったのです。
落ち込む泰時と同じく時実の乳人であり、北条氏の家令である尾藤景綱(びとうかげつな)も落ち込んでいました。
景綱「泰時様、今回の事件…もっと調べてみます。」
泰時「次郎は何も言わなかった。何かわかるのか?」
景綱「北条に関わる大事、そのままにしておくわけには参りませぬ。」
泰時「…わかった。景綱に任せる。」
翌日、景綱は出家してしまいました。
泰時は景綱の出家はいろいろと動くためのものと理解していたのです。
同じ頃、京でもひと騒動がありました。
泰時は長男であり六波羅探題(ろくはらたんだい)の時氏(ときうじ)からの報せで知りました。
それは後鳥羽法皇(ごとばほうおう)様の側近で行方知れずとなっていた尊長(そんちょう)が捕まったのです。
泰時はその報せを知り驚愕しました。
泰時は時房(ときふさ)を呼びました。
時房「泰時、尊長が捕まったとか。さすが時氏殿!」
泰時「尊長は伊賀氏の変にも関わったと容疑のある僧侶…捕らえられ尊長は…」
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尊長『わしを早く切れ!さもなくば義時(よしとき)の妻が義時に盛った毒をわしに飲ませて殺せ!』
時氏『何を申すのだ!?嘘を申すな!』
尊長『わしはどうせ死ぬ身、今さら嘘など言わん!』
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泰時はやはり…と言う思いがありました。
泰時「尊長を動かしていたのは隠岐にいる後鳥羽法皇…」
時房「西国の監視を強化しなければなりませぬな。」
尊長は即日斬刑となったのです。
西国の監視を強化する六波羅探題は忙しくなり、時氏は妻と子を鎌倉に戻したのです…。
つづく…
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