諸行無常の世の中…
我は北条泰時(ほうじょうやすとき)が妹、竹子(たけこ)です。
1221年5月、順徳天皇(じゅんとくてんのう)様は御子の懐成親王(かねなりしんのう)様に譲位しました。
新たな帝、仲恭天皇(ちゅうきょうてんのう)様の誕生です。
この報せは鎌倉の知るところになりました。
北条義時(ほうじょうよしとき)や大江広元(おおえのひろもと)はこのことを危惧しました。
広元「譲位して順徳上皇となり自由な立場なる…鎌倉に対する準備ではあるまいか…」
義時「うむ、まさにその通り。京の御家人らも飲み込まれねばよいが…」
広元は自らの子、大江親広(おおえのちかひろ)が京に滞在していることを心配していたのです。
泰時は政子(まさこ)様に会っていました。
政子「我が子、実朝(さねとも)が亡くなり、京と揉めるとは…」
泰時「朝廷は武家を以前のように従わせたいのでしょう。それが今だと計っているのです。」
政子「泰時…私は不思議な夢を見ました。」
泰時「夢とは?」
夢で政子様に天照大御神(あまてらすおおみかみ)は語りかけられたのです。
天照大御神は言いました。
「世は荒れますが、太平を望むなら私を崇めなさい」
そこで政子様は目が覚めたそうです。
政子「ただの夢かと思いましたが…天照大御神からのお告げではないか…」
泰時「世が荒れる…今は荒れる寸前と思います。心配なのは京にいる我が妹、竹子です。」
政子「竹子、親広に嫁いでおるが…まさか親広が朝廷に付くと?」
泰時「朝廷が発起したら、京の御家人らは朝廷に付くでしょう。その時、我が妹は危うい立場です。」
政子「……光…輝(てる)はいますか?」
政子様は輝を呼びました。
その頃、京は紛糾していました。
順徳上皇様に御子の土御門上皇(つちみかどじょうこう)様が言い争いになっていました。
土御門「兵を挙げるなど、なりませぬ!」
順徳「何がいけない?全ての政を朝廷に戻すだけだ!」
土御門「武士は以前のように従う時代ではないのだ。」
順徳「そんなことはない!父上の命に逆らう武士がいるわけがない!」
そこに2人の父である後鳥羽上皇(ごとばじょうこう)様が入ってきました。
後鳥羽「2人ともやめよ!朕は…鎌倉を討つ!」
後鳥羽上皇様はついに倒幕の意思を示したのです…。
つづく…

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