白の執権 〜第77話 泰時の手柄〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

前回まではこちら⬇️



諸行無常の世の中…

我は北条泰時(ほうじょうやすとき)が妹、竹子(たけこ)です。



1213年、鎌倉では和田義盛(わだよしもり)が戦支度を始め、不穏な空気が漂っていました。





将軍、源実朝(みなもとのさねとも)は和田義盛の館に使いを出し真意を問い糾しました。

義盛は…

「鎌倉殿(実朝のこと)に恨みはござらん。ただ、北条義時(ほうじょうよしとき)に傍若無人の仔細を問いただしたい。その為に用意をしているのだ。」


コアラ義盛さんは義時さんの散々な挑発に耐えかねたんだよ。





義盛は縁戚の横山氏(よこやまし)、波多野(はたのし)、そして三浦義村(みうらよしむら)と声をかけ同心しました。




5月、和田の館に続々と兵が集まっていると聞いた我が義父、大江広元(おおえのひろもと)は急ぎ御所に参内しました。

大江広元じゃ。戦が始まる!


コアラ大江広元さんの嫡男、親広(ちかひろ)さんは竹子さんの夫なんだよね。


一方で義時は館で泰時と囲碁を指していました。



泰時は思いました。

『父上はなぜこんなに落ち着いておられるのか』



そこへ義時の家臣がやってきて、

家臣「殿、三浦義村様が来られました。」

義時「ふっ、やっと来おったか…よし!通せ!」



義村が現れ、義時をチラリと見た後、泰時に向かい、


義村「泰時殿、義盛は本日決起しますぞ!」

泰時「なんと⁈」

義時「さようか…報せて頂き、ご苦労にございます。我らも御所に参内致しますゆえ、義村殿も急がれよ。」

義時のその様はまるで家来に命じるようでした。


義村「言われずともわかっておるわ。わしは泰時殿の味方だからの、はっはははっ!」



義村は笑いながら、その場を去りまさした。


泰時「父上は三浦が味方になると読んでおられた…」

義時「…これはそなたの手柄だ。いや、そなたと優子の手柄だな。」

泰時「ご存知でしたか…」

義時「さぁ、我らも急がねばならんぞ」

泰時「父上、この手柄の褒美…今頂きたいのですが…さぁ入れ!」

義時「何?」




なんと、そこに現れたのは泰時の異母弟で義時に義絶されていた朝時(ともとき)でした。




コアラ朝時さんは実朝さんの怒りを買い、義時さんに勘当されて駿河国に蟄居されていたんだよね。

義時「これはどういうことだ⁈」

泰時「父上、私への褒美…朝時も一緒に参陣させては頂きませせぬか?北条の大事、朝時の力も必要です。」

朝時「いきなりの参上、申し訳ごさりませぬ。父上、北条の一大事に駿河で時を過ごすわけには参りませぬ。」



義時はしばらく考え…

義時「泰時、そなたの手柄の褒美として、朝時の参陣を認める。朝時!充分な働きをせねば、ただちに追い返すからな」

朝時「父上、兄上…ありがとうございます。」


泰時は朝時の肩を叩き、ニコリと笑いました。





こうして北条勢は御所に参内しました…。






つづく…
コアラ次回もお楽しみに〜







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