白の執権 〜第73話 謀反に微笑み〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

前回まではこちら⬇️



諸行無常の世の中…

我は北条泰時(ほうじょうやすとき)が妹、竹子(たけこ)です。



1212年の暮れ、鎌倉のある館で数人の武士が集まっていました。

「では北条を討つと?」

「うむ、北条に不満のある御家人はたくさんいる。それらを結集させるのだ。」

「よし、我らは主人を説得しよう。」

「わしは不満のある御家人に声をかけていく。」

「ところで我らの旗頭は誰にするのじゃ?」

「既に決めておる。今は亡き源頼家(みなもとのよりいえ)様の遺児、千寿丸(せんじゅまる)様だ。」


コアラ頼家さんの遺児は出家した公暁(くぎょう)さんの他にもいたんだ。その1人が千寿丸くんだね。



一部の御家人がまだ11歳の千寿丸を担ぎ、北条を討つ密談をしていたのです…。




年が明け、1213年3月。

義時(よしとき)の館に御家人である千葉成胤(ちばなりたね)が訪ねていました。

コアラ千葉氏は源頼朝(みなもとのよりとも)さんが石橋山の合戦(いしばしやまのかっせん)で負けて安房国に逃れた時に頼朝さんを助けて以来の古い御家人なんだよね。



成胤「義時殿、一大事でごさる!謀反の企てているものがおる。」

義時「謀反⁉︎ それは誰ですか?」

成胤「わしを訪ねてきた僧が謀反の企てに協力を求むてきたのじゃ。」

義時「僧が?そやつは何者?」

成胤「そやつは…泉親衡(いずみちかひら)の家臣の弟で安念坊(あんねんぼう)と申す。我が館で捕らえておる。」

義時「泉親衡…成胤殿、その安念坊とやらをわしに渡して頂きたい。こちらで調べましょう。」

成胤「うむ、すぐに連れてこさせよう。」



成胤は義時に安念坊を渡しました。



この報せは泰時にもすぐに入りました。

泰時「泉親衡…新田荘で会った勇ましい武士であったが…謀反を企むとは…」




泰時は義時の館に向かいました。

すでに義時は安念坊の取り調べを終えていました。


泰時「父上、謀反の企てとは⁈」

義時「泰時、恐るべき企てだ。企んでおるのは親衡だけではない。親衡に同心した武士は300人はいる。さらに…和田(わだ)も入っておった!」

泰時「和田!…当主の和田義盛(わだよしもり)殿ですか?」

和田義盛

コアラ和田氏は三浦氏(みうらし)の一族で和田義盛さんは源頼朝の時代から仕え、幕府の侍所(さむらいどころ)を務めるほど優れていたんだよ。

義時「いや、義盛の子、義直(よしなお)、義重(よししげ)と甥の胤長(たねなが)じゃ。」

泰時「まさか…三浦は?」

義時「今のところ、それはない。直ちに企てた者らを捕らえる。泰時は親衡のところへ行ってくれ!」

泰時「かしこまりました!」




その時、泰時は義時が微かにニヤリとした表情を見逃しませんでした。

泰時『父上は喜んでいる。戦が起きるかもしれぬというのに…』





泰時は兵を率い、親衡の館を目指したのです…。







つづく…
コアラ次回もお楽しみに〜







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