白の執権 〜第57話 時政の思い〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

前回まではこちら⬇️



諸行無常の世の中…

我は北条泰時(ほうじょうやすとき)が妹、竹子(たけこ)です。



1205年、泰時は祖父・時政(ときまさ)が幽閉された伊豆国に来ていました。

コアラ時政さんは牧氏事件と呼ばれる将軍、源実朝(みなもとのさねとも)さん殺害を企んだとして政子(まさこ)さんや義時(よしとき)さんに捕まり隠居させられ鎌倉から追放されたんだよね。


時政の幽閉先は粗末な館でした。

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泰時と会った時政は少しやつれた感じでした。


時政「わざわざ伊豆までわしに会いに来てくれたか?」

泰時「お祖父様に聞いておきたいことがあり伊豆に来ました。この前の事件…」

時政「…発端は我が子、政範(まさのり)の京での死だった。」

コアラ政範さんは時政さんと妻の牧の方(まきのかた)の子なんだ。政子さんや義時さんの異母弟にあたるんだよ。



時政「それを聞いて妻は畠山(はたけやま)が暗殺したんだと決めつけて騒ぎだし、わしもそれに乗ったが…政範を暗殺したのは…義時であろう。」

泰時「なんと⁈ 我が父が?なぜ?」

時政「証拠はない。わしは北条氏の家督を政範に継がせようと考えていたからな。義時はそれを感じていたのだろう…」

泰時「それで実朝様を廃そうとしたのですか?」

時政「軟弱な実朝もろとも義時も…と思ったが義時の方が一枚上手だった。さすがわしの子じゃ…腹黒いわ。」

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北条義時



泰時はやるせなさを感じていました。


時政「されど北条は義時に任せておけば安泰じゃ。腹黒い御家人ばかりじゃからの…鎌倉は…」

泰時「…お祖父様、お祖父様は京との繋がりはおありか?」

時政「京…わしは亡き源頼朝(みなもとのよりとも)公の命で京に滞在し朝廷との交渉役をしておったが…」

泰時「裏で朝廷の力が働いているのかと…」

時政「……わしの行動は妻の意見によるものが多かったからの。妻は何も言わぬが…妻に朝廷の力が及んでいたかもしれん。されど証拠はない。」

泰時「我ら武士同士を争わせて力を削いで、得をするのは…朝廷です。」

時政「泰時はそこまで読んでおるのか…泰時、わしや義時のようにはなるな。黒にはなってはいかんぞ。」

泰時「しかし、その黒さを持たねば…」

時政「黒の部分は義時と政子が全て背負うだろ。政子はそなたに期待をしておる。わしもだ…」

泰時「…」

時政「わしはもう鎌倉に戻ることはあるまい。残りの余生、伊豆の地より見させてもらうぞ。」




泰時は伊豆国を後にしました。

『お祖父様と朝廷が繋がっている確証は無かった…しかし朝廷の影響はあるように感じる。』


泰時は様々な思いを持ち鎌倉へ帰路を進みました。


泰時は気づいていませんでした…泰時をずっとつけているものがいることを…

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義時は此度の事件に関わった京にいる平賀朝雅(ひらがともまさ)を討ちました。


コアラ平賀朝雅さんは時政さんの娘婿で事件に深く関わっていたからね。




執権となった義時には新たに子が誕生しました。

幼名を四郎(しろう)、後の北条政村(ほうじょうまさむら)です…。





つづく…
コアラ次回をお楽しみに〜






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