諸行無常の世の中…
我は北条泰時(ほうじょうやすとき)が妹、竹子(たけこ)です。
ガタッガタガタッ
伊豆の修禅寺(しゅぜんじ)で入浴をしていた源頼家(みなもとのよりいえ)様は激しい物音を聞きました。
頼家「何事か⁈ 」
頼家様がそう言ったと同時に口元を布で隠した男が3人入ってきました。
男達「頼家!覚悟!」
スパッ!
頼家様は咄嗟に風呂から飛び出ましたが肩から腕を斬られました。
頼家「くっ!貴様ら北条のものだな!」
男らは答えません。
その時、外から泰時の声が響いてきました。
泰時「頼家様ぁ〜!」
男らは焦りの色を見せ、
「早く始末するぞ!」
そう言って頼家様に斬りかかってきました。
その時!!
シュッ!!
小刀のようなものが飛んできて1人の男の首に刺さったのです。
その男は声を上げる間もなく倒れました。
男達「なっ、なんだ⁈」
さらに小刀のようなものが、もう1本飛んできて、残った2人の男のうちの1人の首を捉えたのです。
男「ぐあぁっ!!」
頼家様は呆気にとられていました。そこへ百姓姿をした人が入ってきました。
そして瞬時に太刀を抜き、
ザクッ!!
残った男を斬り倒しました。
「ご無事でございますか?」
頼家「そなた…その声は女か?」
そこへ泰時が入ってきました。
泰時「頼家様!」
頼家「やっ、泰時!」
泰時はその場を見て、そして頼家様が生きていることを見て安心しました。
頼家「泰時、このものがわしを助けてくれた。」
泰時は頼家様が指差す先を見て驚きました。
泰時「そなたは!輝(てる)!」
かつて京で泰時を助けた忍びの輝…輝は仮の名で泰時の実の母、光(ひかり)だったのです…。
つづく…
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