白の執権 〜第38話 淫らな頼家〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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諸行無常の世の中…

我は北条泰時(ほうじょうやすとき)が妹、竹子(たけこ)です。



鎌倉では新たに「十三人の合議制」を作りし若年の鎌倉殿、源頼家(みなもとのよりいえ)様を補佐する体制を整えました。


1199年6月、泰時は大倉御所に行きました。

目的は政子(まさこ)様の次女、乙姫(おとひめ)様の病気見舞いでした。

泰時「乙姫様の具合はいかがですか?」

政子「…よくありません。京より医師が来てくれ、一時は食事もできるようになったのですが…」

政子様に手を握られている乙姫様はぐったりとしていました。


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政子「乙姫は入内間近で殿が亡くなり…もう入内など、どうでもよいから乙姫の病が治ることを願います。」


その時、1人の武士が居間の外より声をかけてきました。

「姉上、よろしいですか?」

政子「時房(ときふさ)ですね?」

それは政子や義時(よしとき)の異母弟にあたる北条時房でした。

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北条時房

コアラ時房さんはこの時、24歳。後に泰時さんと協力し合う関係になるんだ。


政子と泰時は乙姫を医師に託して居間を出ました。

政子「いかがしたのです?」

時房「鎌倉殿が近習の武士に命じ、戦支度を始めています。」

泰時「戦?相手は誰ですか?」

時房「安達景盛(あだちかげもり)殿です。」

政子「安達景盛⁈ 景盛の父、盛長(もりなが)は亡き殿が流人の時より仕えてきた律儀者。その子、景盛も亡き殿によく仕えておりまする。その景盛が何をしたのです?」

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安達景盛の父・盛長


時房「鎌倉殿が景盛殿の愛妾を気に入り、側女にしようとしましたが…景盛殿がそれを断り、怒った鎌倉殿は愛妾を近習に命じて連れ去ってしまったのです。」

コアラ愛妾って、ようはお気に入りのお妾さん、愛人ってことだね。


泰時「それでは飽き足らずに鎌倉殿は景盛殿を討つと?」

時房「はい。普段から鎌倉殿と景盛殿は不仲でしたから…」

政子「全く、あの子は…妻も子もいるというのに…」


政子様はそう言うと立ち上がり、頼家様のところへ向かいました。

泰時も後に続きましたが時房は動きませんでした。

泰時「叔母上、叔父上が付いてきませんが⁈」

政子「…時房は頼家を見張るために頼家の近習にしておきました。」

泰時「間者…」


コアラ時房さんは頼家さんを調べるために政子さんの間者もしていたんだね。



政子様と泰時が頼家様の居間に入ると、そこには鎧をまとった頼家様がいました…。





つづく…
コアラ次回をお楽しみに〜






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