諸行無常の世の中…
我は北条泰時(ほうじょうやすとき)が妹、竹子(たけこ)です。
源頼朝(みなもとのよりとも)様が亡くなり、1ヶ月後の京…
その頃の京で権力を持っていた土御門通親(つちみかどみちちか)襲撃を企てた騒動が落ち着いた頃でした。
襲撃されそうになった土御門通親
通親は後鳥羽上皇(ごとばじょうこう)様の御所に上がっていました。
後鳥羽「通親、大変であったのう〜」
通親「頼朝が病と聞いて、頼朝の力をあてにしていた者が我を排除しようと思ったのでしょう。」
後鳥羽「頼朝が亡くなり、鎌倉はどうなっておるのだ?」
通親「新たな鎌倉殿には頼朝の嫡男、源頼家(みなもとのよりいえ)がなったようです。」
後鳥羽「頼家…いくつだ?」
通親「17歳にごさいます。若年ですが、御家人たちが支えていくのでしょう。頼家の母親は御家人、北条氏ですから。」
後鳥羽「北条……」
通親「かつて京で恐れ多くも朝廷と交渉をした北条時政(ほうじょうときまさ)にごさいます。」
後鳥羽「北条には…金剛(こんごう)と申す者がいたであろう。」
通親「金剛…確か時政の孫にごさいますな。今は元服して…泰時と名乗っています。上皇様は泰時をご存知なのですか?」
後鳥羽「北条泰時…覚えておる。また会えるかの…。」
頼朝亡き後の鎌倉では頼家様が鎌倉殿の地位に着き、行き盛んでした。
源頼家
頼家「はっははは、皆、わしについて参れ!」
頼家様は馬に乗り、近習の武士らを連れ、鎌倉中を走り回っていました。
「あれが頼朝様の後継ぎか…」
「毎日、遊び回っている姿しか見ないの〜」
「あれが鎌倉殿で大丈夫か?」
鎌倉の民は頼家様を不安視する声を上げていました。
名を頼時(よりとき)から改めた泰時は館で武芸の鍛錬に励んでいました。
そこへ頼家様が入ってきました。
頼家「泰時!そなたもわしと一緒に馬を走らせぬか?」
泰時「これは…鎌倉殿。」
頼家「競争しようぞ!」
そこへ1人の尼が入ってきました。それは政子(まさこ)でした…。
つづく…
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