白の執権 〜第28話 夜の騒動〜 | 歴史を感じよう

歴史を感じよう

日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

前回まではこちら⬇️



諸行無常の世の中…

我は北条泰時(ほうじょうやすとき)が妹、竹子(たけこ)です。
(この時点で泰時は頼時(よりとき)と名乗っています。)



1195年、源頼朝(みなもとのよりとも)様は自らの娘、大姫(おおひめ)を後鳥羽天皇(ごとばてんのう)様の妃にすべく、入内工作を行っていました。

コアラ入内って天皇さんのいる内裏に入ることなんだ。


しかし、頼朝様の思うように事は運んでいなかったのです。

頼朝「くそっ!」

苛立つ頼朝様に正室の政子(まさこ)様が諌めていました。

政子「殿、苛立ちはわかります。されど、それでは相手の思うツボです。」

頼朝「わかっておるが…丹後局(たんごのつぼね)と土御門通親(つちみかどみちちか)には沢山の金品を渡したのだぞ。しかも奴らの従者にまで品物をやったといのに!」

政子「あの方々は何と言っておるのですか?」

頼朝「帝に聞いておるとか日が悪いだとか…のらりくらりと避けてばかりじゃ!」

{98F99E60-43E3-48B6-9E04-AD3501BE0A07}
のらりくらりの土御門通親じゃ。

政子「大姫の嫁ぎ先は他で探せばよいのではないですか?」

頼朝「何を言うか⁈ 帝の妃だぞ…もうよい、今宵は1人で寝るぞ!」


そう言うと頼朝様は寝所に下がられました。政子様は呆れるばかりでした。





頼時は頼朝様や政子様と同じ六波羅の館を宿舎にしていました。

コアラ六波羅は関東の武士が上洛した時に宿泊として使っていたんだ。後に関東武士の重要な拠点になるんだよ。


その夜…


頼時は中々寝付かれず、縁側に出て月を眺めていました。

{E496FA7E-5B4B-4DE0-AC13-3880B21A17E5}


頼時「少し雲が出ておるが、月明かりが眩しいの…、んっ…?」


頼時は人の気配を感じたのです。 

頼時『誰かいる…』


そう思った頼時はそっと自らの寝所に戻り太刀を取り、障子から庭先の様子を伺いました。


何も動かず…『気のせいか…』と思った矢先!


{D23444AA-B66C-4157-B0AC-753D182E2C78}


火矢が飛んできたのです。頼時は縁側に飛び出て大声を出しました。



頼時「くせ者じゃ!!」


火矢は数本飛んできて、内一本が障子に刺さり火が燃え移ったのです。

しかし、その時!

{A5EF29DA-D16E-4BDC-8B84-2D46F79B5D76}

ジャバー!!


水がかけられ、火は消えたのです。



頼時は水が飛んできた方向を見ると、百姓の格好をした女がいたのです。

{96E2C7AA-C07E-4E9F-A984-7E0CE5A1F93E}

頼時「そなたが水をかけてくれたのか?」

女「…はい。」


騒ぎをきいて政子様や館の者がその場に駆けつけてきました。

政子「頼時、どうしたのです⁈…」


政子は百姓姿の女を見て驚きました。

政子「そなた…!」





つづく…
コアラ次回をお楽しみに〜






にほんブログ村 小説ブログ 歴史・時代小説へ
にほんブログ村
コアラ宜しければバナーをクリックしてね。