白の執権 〜第25話 傷心な大姫〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

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諸行無常の世の中…

我は北条泰時(ほうじょうやすとき)が妹,竹子(たけこ)です。



1194年、金剛(こんごう、泰時の幼名)は元服し源頼朝(みなもとのよりとも)様から一字を与えられ頼時(よりとき)と名乗りました。

コアラ元服の時の烏帽子親も頼朝さんなんだよ。



頼時を母親がわりとして育てた政子(まさこ)様はとても喜びました。

政子「金剛…いや頼時、立派な姿になりました。」

頼時「ありがとうございます。頼時、精進致します。ところで叔母上…」

政子「どうかされましたか?」

頼時「鎌倉殿が上洛するとおっしゃってました。一体、京に何用でしょう?」

政子「…我が娘、大姫(おおひめ)のことでしょう。」


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大姫


コアラ大姫さんは頼朝さんと政子さんの長女なんだ。


政子「大姫を京の公家、一条家(いちじょうけ)に嫁がせたいのですが…当の大姫が拒んでいるのです。」

頼時「大姫様は…以前、源義仲(みなもとのよしなか)の子、義高(よしたか)と婚約していて、それが破談となり…」

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源義高


コアラ頼朝さんと義仲さんを討ち果たし、義仲さんの子である義高さんも討ってしまったんだ。

政子「大姫はそれ以来、心の病となり…人前にも出てこないのです。頼時はまだ会ったことはなかったですね。会ってみますか?」

頼時「大姫様は私にとっていとこ。ぜひに会ってみたいです。」



政子様は頼時を大姫様のいる居間に連れていきました。


大姫様は縁側に座っていました。頼時は気品のある美しさを感じました。

政子「大姫、いとこの頼時です。元服したばかりなのですよ。」

大姫「……」

頼時「初めてお目にかかります。頼時です。」 

大姫様は虚ろな目をしていて、頼時はどこか遠くを見ている感じを受けました。


大姫「…頼時殿はいくつですか?」

頼時「はい、11歳でございます。」

大姫「11…私と義高様と初めて会った時、義高様は11歳でした……うううっ…」

大姫様は涙ぐんでいました。

政子「大姫…下がって居間で休みなさい。」


大姫は居間に入りました。

頼時「まだ辛そうですね。」

政子「大姫は時折、義高のことを思い出して泣いています。武家の娘とはいえ、政争に巻き込まれた大姫が不憫でなりませぬ…。」

頼時「しかし、あの様子では一条家に嫁ぐのは無理では?」

政子「一条家に嫁ぐことは殿(頼朝様)も諦めております。しかし…別の方に嫁がせたいと考えているのです。」

頼時「それは…京におられるのですか?」

政子「ええ、それで上洛するとおっしゃっているのですが…そのお相手が…帝(みかど)なのです。」

頼時「!!後鳥羽帝(ごとばてい)!」

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後鳥羽天皇


頼朝様は大姫様を後鳥羽天皇様の妃にしようと考えていたのです。



頼時は京に行った時に会った後鳥羽帝を思い出していました。

『朕の宝剣を探し出すのじゃ!』





しかし、頼朝様の上洛を心良く思っていない人物がいたのです…。






つづく…
コアラ次回をお楽しみに〜







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