諸行無常の世の中…
我は北条泰時(ほうじょうやすとき)が妹、竹子(たけこ)です。
源義経(みなもとのよしつね)が京へ戻り、源頼朝(みなもとのよりとも)様との対立は激しくなりました。
頼朝様は対立していた源行家(みなもとのゆきいえ)と義経が同心していると判断しました。
頼朝「義経を殺せ!」
頼朝様は暗殺の刺客を放ちました。
しかし、義経は暗殺を察知し刺客を返り討ちにしました。
義経「もう兄と思わん!頼朝を討つ!」
義経は後白河法皇(ごしらかわほうおう)様に頼朝追討の院宣をもらい、兵を集めてました。
しかし、畿内では兵は集まらず義経は九州で兵を集めようと摂津国から船を出しましたが…暴風雨にあい九州へは行けなかったのです。
その後、義経は行方知らずとなりました。
頼朝様は後白河法皇様が頼朝追討の院宣を出したことに怒り、金剛(こんごう、泰時の幼名)や我の祖父・北条時政(ほうじょうときまさ)に千騎の兵を持たせ京へ送りました。
北条時政
後白河法皇様は驚愕し慌てて頼朝追討の院宣を取り消し、頼朝様に義経、行家追討の院宣を出したのです。
頼朝「法皇め、わしと義経を争わせて武士の力を削ぐつもりだな。日ノ本一の大天狗め!」
ところが頼朝様は怒りだけで動いたのではありませんでした。
側近・大江広元(おおえのひろもと)の進言で義経・行家追討の為、諸国に守護・地頭の設置を朝廷に認めさせ、御家人を配置したのです。
我が父・北条義時(ほうじょうよしとき)は頼朝様の考えに尊敬していました。
義時「頼朝様は凄い!守護・地頭を全国に置くことは我ら武士が全国を支配することになりましたな。姉上!」
政子(まさこ)「……されど兄弟の争いを利用するとは、我が夫ながら恐ろしい方です。」
義時「国を作るのに頼朝様のような非情さは必要なのです。」
政子「義時…」
この時、政子様は義時の心情が黒くなっていくのを感じていたのです。
逃亡した義経は奥州の藤原氏(ふじわらし)の元に身を寄せていました…。
つづく…
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