八幡の武将 〜稲刈りをやる信玄〜 | 歴史を感じよう

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日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

前回まではこちら⬇️



世は群雄割拠の戦国時代

わしは北条氏康(ほうじょううじやす)です。



綱成(つなしげ)は塩商人の一行に紛れ、甲斐国の武田信玄(たけだしんげん)の躑躅ヶ崎館(つつじがさきやかた)に入りました。

コアラ綱成さんは忍びの美咲(みさき)さんと一緒に商人に変装したんだよ。



綱成「これが信玄のいる館か…。」


綱成は商人らと一緒に塩を勝手口に運びました。

ふと見ると館の敷地内に稲が育った田畑があったのです。

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綱成は勝手口にいる武田の侍女に尋ねました。

綱成「敷地内に田畑があるとは…いかがされたのですか?」

侍女「御館様の命で敷地を耕し米を作ってます。」

綱成「武家の館で米作りを領主様が命ずるとは…」

侍女「飢饉に備えて、少しでも米を蓄えておこうと御館様は考えてますよ。民だけに負担させくないと言っておりましたから。」



民だけに負担させくない、綱成は我が北条と同じ考えではないかと思いました。




すると、その田畑から稲を運んでくる入道姿の男が見えました。

侍女「これは…御館様。」


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武田信玄


コアラ信玄さんは仏門に入ったから信玄入道とも呼ばれてたんだよ。


侍女や周りのものは平伏しました。綱成も合わせて平伏しました。



信玄「皆、今年は稲がよく育ってくれたぞ。」

侍女「御館様自ら稲刈りとは恐れ入ります。」

信玄「なんの…ん、相模の塩が届いたのだな?」

侍女「はい。この者たちが運んでくれました。」

信玄「おお、相模から大義である。」


綱成は平伏したまま、

綱成「あぁ、お声を頂き、ありがとうございます。」 

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信玄「気楽にせよ。面をあげてみよ。」


綱成は顔を上げ信玄を見ました。

稲刈りで土に塗れていましたが、とても貫禄のある雰囲気を綱成は感じたのです。

信玄「相模はどうじゃ?民は暮らしやすいかの?」

綱成「相模の北条様は我ら民に気にかけて頂いて、ありがたいことです。」

信玄「ほぉ、越後の上杉が攻めてきて大変ではないか?」

綱成「戦のことはわかりませぬが、我らは大事ありませぬ。なぁ?」

美咲「へぇ。」


信玄は綱成の顔を見て、

信玄「そなた、いい面構えしておるの〜。強者の武将のようじゃな。塩商人にしておくのはもったいないくらいじゃ。」


綱成は一瞬、ドキっとし、平伏しました。

綱成「滅相もないことでございます。わしは怖くてお武家様にはなれませぬ。」

信玄「そうか。もったいないの〜。」




そこへ武田の家臣がやってきました。

家臣「御館様、報せが入りました。あちらへ…。」

信玄「よい。ここで言え。」

家臣「……はっ。北条殿が上総国の三船山(みふねやま)で里見(さとみ)に負けたとのことです。」

綱成「!」



綱成は平伏したまま内心は驚いていたのです…。







つづく…
コアラ次回をお楽しみに〜






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