私は北条早雲(ほうじょうそううん)の子・幻庵(げんあん)です。
(早雲は最初は伊勢新九郎盛時(いせしんくろうもりとき)と名乗っています。)
1476年、盛時は駿河国の今川氏(いまがわし)の家督争いを調停するために駿河国へ入りました。
盛時は道中の様子を見ながら世の荒れようを憂いていました。
応仁の乱で京から焼け出された民を見かけ、
盛時「戦は京だけではない。民はどこへ行けばいいのだ…。」
盛時は家臣を2人連れていましたが、駿河国に入り盛時ら一行を付ける集団がいたのです。
夕方になり辺りが暗くなり始めた頃、
グサッ!
矢が飛んできて盛時の家臣の1人の背中に刺さったのです。
盛時「!!なに奴⁈ 」
矢が刺さった家臣は倒れ、盛時は瞬時に刀を抜きました。
そこに現れたのは野盗でした。野盗は6人います。
野盗「金目のものを置いていけ。さもなくば…殺す!」
盛時「何を馬鹿なことを言っておる!ならばかかってこい!!」
野盗「望み通りにしてやるわ!かかれ!」
野盗6人は盛時ら2人にかかってきました。
盛時は多数に健闘しましたが、もう1人の盛時の家臣は「ぐあぁぁっ!」
ザクッ!
と斬られて討死してしまったのです。
盛時は追い詰められました。その時!!
その馬に乗っていたのは若い男でした。その男の1人が盛時の側に寄って、
男「さっ!後ろに乗ってください!」
盛時「誰だ⁉︎ 」
男「後で説明します!早く乗って!」
盛時は馬に乗り、野盗らを蹴散らしたのです。
そして野盗らは逃げ出しました。
馬から降りた盛時は助けてくれた男を見ました。
盛時「礼を言う…ん?そなたは!!」
その男2人は盛時がかつて会ったことのある2人だったのです…。
つづく…


