私、足利義満の娘・智子です。
私と間者の小百合は播磨国へ行く前に兄・義教の墓所がある十念寺に寄り、墓所にお参りをしました。
私「兄上…私が満祐を討ちます。」
管領・細川持之殿は赤松満祐討伐に後花園天皇様の治罰の綸旨を頂き、満祐は朝敵となりました。
播磨国に入った山名持豊殿率いる幕府軍と赤松軍は激突します。
赤松軍は幕府軍に対し善戦しましたが、坂本城は防御力に乏しく敗走しました。
満祐は坂本城を諦め、要害である城山城(きのやまじょう)に移り籠城しました。
山名持豊殿率いる幕府の大軍はすぐ様、城山城を包囲すると、赤松軍から幕府に降伏するものや逃げ出すものが続出しました。
これを見て持豊殿は総攻撃をかけました。
私と小百合は幕府軍の総攻撃に紛れ、城山城中に入りました。
城中は大混乱、その中に1人逃げ惑うものがいました。
「誰か!わしを連れよ!わしは足利義尊ぞ!足利直冬が孫ぞ!誰か!」
それは足利義尊殿でした。
義尊殿を見た小百合は、義尊殿を捕まえ、いきなり平手打ちをしました。
バシッ!!
義尊「なっ、何をする⁈ 」
小百合「お前が足利を名乗るな!2度と我が父・直冬の名前を語るな!!」
小百合は何度も何度も義尊殿を叩きます。その表情は怒りに満ちていました。
義尊「ひぃ〜!助けてくれ〜!」
義尊殿は何れかに逃げていきました。
小百合「はぁはぁ…智子様、申し訳ごさいません。どうしてもあやつを許せなくて…。さぁ満祐を探しましょう。」
赤松軍の兵は私らにも襲ってきましたが、なんとか蹴散らし、奥の居間までやってきました。
そこには、我らが敵、満祐がいました…。
つづく…

