私、足利義満の娘・智子です。
精神的に落ちていた私は川沿いで一休様と再会し、話をしているうちにその場で眠ってしまいました。
そして…カァーッ!
突然、1羽の鴉の鳴き声が響きました。
私は驚いて目が覚めましたが、ふと一休様を見ると立ち上がっていました。
一休「はっ、ハハハハハッ!」
一休様は突然笑い出しました。さらに涙も流しています。
私「一休様、どうされたのですか⁈ 」
一休「私は今、清々しい心です。今まで悩み苦しんだことが鴉の鳴き声で全て消え去りました。」
私「それは、大悟されたのですね!」
一休様は朝日を浴びて、光り輝いているように見えました。
すると私の中でも迷いが消えたような感じがしました。
私は何を悩んでいたんだろか?もう前を向いて進もう。
一休「智子殿、ありがとう。あなたには2度救われましたね。」
私「いえ、今回救われたのは私です。ありがとうございます。一休様。」
一休「そうですか。私はこれから師の元へ行ってきます。また、どこかでお会いしたいですね。」
私「私も一休様にお会いできることを望んでおります。」
一休様は帰っていきました。私も山の中にいるわけにはいられません。
私「小百合、兄上の元へ行きましょう!」
小百合「智子様!よかった。」
間者の小百合も私の姿を見て安心したようです。
この頃、兄・義持は鎌倉公方の持氏殿との対立問題で頭を悩ましていたのです。
そのせいか、お酒を飲む量が増えてきたようでした。
京へ戻った私は義持の居館へ行き、義持に会いました。
私「兄上、御心配をお掛けしました。」
義持「おぉ、智子!戻ってきたか!待っていたぞ!」
義持はお酒を飲んでいたようでした…。
つづく…
