私、足利義満の娘・智子です。
父は兄・義持に恐ろしいことを話し出しました。
父「義嗣を殺せ!」
義持、私「!!!」
義持「何ということをおっしゃるのですか⁉︎ 義嗣は父上の子、母は違えど私の弟です。」
父「わしが死んで争いが起きれば必ず義嗣を担ぐものが出てくる。将軍家は割れてしまうのだ。」
義持「されど…」
父「わしが生き続ければ抑えるが…義持、非情になるのだ!天下を狙うものはたくさんおる。それらを打ち破るには非情でなくてはならん!」
父は義持の手を強く握り、
父「義持頼むぞ!祖母の登子様、父・義詮から受け継いだ良き世を!…頼む。」
父はそういうと、倒れ意識を失いました。
義持「⁈ 父上…父上!!」
私「父上!…誰か!医師を、医師を早く呼んで下さい!」
義持は京にある寺に父の快癒の祈祷をするよう命じました。
他にも管領の斯波義教殿などが父の快癒の様々な催しものを行いました。
私は昼夜父の快癒を祈りましたが…
1408年5月31日、父は逝ってしまいました。
父の遺言を聞いたのは兄・義持と私と間者の小百合だけでした。
私「兄上…父上の遺言、行いますか…?」
義持「わしは将軍だ。将軍だが…父上にはまだまだ叶わない。それを越えねば!」
「兄は迷っている」、そう感じだ私は間者の小百合に命じます。
私「小百合、義嗣の動向を調べて下さい。有力守護大名の動向もです。」
つづく…

