皆さん、初めまして。私が登子です。
読み方は「とうこ」です。
私の生きた時代は鎌倉時代末期から南北朝時代の初期になります。
私の夫を知っていますか?
私の夫は室町幕府初代将軍・足利尊氏です。
カッコいいですよね。(笑)
オイラのほうがカッコいいぞ~。尊氏さんの肖像は他にも残っているけど、いずれ紹介しようね。
この夫には苦労させられました。
今回はその辺りを語っていきたいと思います。
その前に私の生まれた実家から話します。
私の実家は赤橋流北条氏でみんなは赤橋家と呼んでいます。
なぜ赤橋家と呼ぶのかというと…
鎌倉の鶴岡八幡宮の境内にある太鼓橋に屋敷を構えていて、太鼓橋は赤橋と呼ばれていたんです。
現在の太鼓橋⬆️は赤ではないですが、当時は木造の朱塗りの橋で赤橋と呼ばれていました。
その赤橋にちなんで赤橋家と名乗りました。
赤橋家の始祖は北条長時様で6代目の執権を務めました。
長時さんのおじいさんが北条義時さんで大叔母に北条政子さんがいるね。政子さんは源頼朝さんの奥さんだよ。
赤橋家は北条氏では名門、北条宗家の得宗家に次ぐ御家柄です。
得宗家は北条氏の惣領で義時さんも得宗家の2代目だよね。
私が生まれたのは1306年で、父は赤橋久時です。
父は京の六波羅探題北方を務め、鎌倉では幕府に参与し活躍したんですよ。
ヘェ~。六波羅探題といえば京における幕府の出張機関。それを務めるって立派なお父さんだったんだね。
そして私には兄がいます。
つづく…次回をお楽しみに~