純友としては都での出世が父の人脈が消えたことでほぼ望めなくなりました。
ちなみに当時の朝廷は藤原忠平が摂政として仕切っていました。忠平の兄は藤原時平で菅原道真を政変で太宰府に送った人物です。
(時平は39歳と若くして亡くなりますが、菅原道真の怨念と騒がれました。兄の後を忠平が継ぎます。)
「俺はどうすればいいんだ…」
純友はそう思っていたことでしょう。
そんな純友が任官します。役職は『伊予掾』。
『掾』とは地方国の官職で『守』、『介』の次で三番目です。
伊予守・藤原元名に従って着任しますが、藤原元名は父・良範の従兄弟です。
伊予掾になったのは藤原元名の引き立てがあったのかもしれません。
また伊予国が純友の故郷ということも任官の理由かもしれないですね。
ともあれ、純友は伊予掾として伊予国へ向かいます。
伊予掾としての役目は瀬戸内海で暴れていた海賊の取締りでした。
つづく…

にほんブログ村
