歴史を感じよう

歴史を感じよう

日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

歴史(主に日本史)に興味を持っています。自分なりに調べたこと、感じたことをテーマを決めて連載形式で書いていきます。(たまには短編もあります。) よかったら読んでやってください。 また、調べたい歴史がたくさんあるので、ご存知の情報など教えていただくと嬉しいです。
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和を以て貴しと為す


わしは長尾景虎(ながおかげとら)です。





「そなたが関東管領、上杉憲実(うえすぎのりざね)か、若いの。」


憲実は足利義持(あしかがよしもち)に会った後、義持の弟で僧である義円(ぎえん)と会った。


コアラ義円さんは153代の比叡山延暦寺天台座主なんだよ。




現在の比叡山延暦寺



憲実「お初にお目にかかります。上杉憲実です。」


義円「鎌倉の持氏(もちうじ)のわがままに困っているであろう?」


憲実「…いえ、我が主は私に様々なことを教えていただいております。困ってはおりませぬ。」


義円「ほぉ、満済(まんさい)、兄上(義持のこと)は困っておるのではないか?」



義持の側近である満済は困った表情をして、


満済「今は鎌倉との仲は鎮まっておりまする。」


義円「まぁよい。兄上にも新たな子が授かるとよいのだが…万一の時は兄上の弟が多数いる。憲実、持氏が将軍になることなぞ、ありえぬぞ。」


憲実「…わかっておりまする。」


義円「なら、そのこと、持氏に申すのだぞ。」



義円はその場を立ち去った。




憲実は、義円の目を冷たく感じていた。


満済「憲実殿、不快な思いをさせてしまったようで申し訳ない。」


憲実「いえいえ、京の足利家の方々に会える機会は中々ありませぬゆえ、不快ではごさいませぬ。お気になされぬように…。」




憲実は宿泊先の醍醐寺に戻った。


憲実は持氏の願いである「義持の養子になる」ことがかなわず、頭を悩ませていた。


憲実の家臣、長尾忠政(ながおただまさ)は、


忠政「殿(憲実のこと)、公方(持氏のこと)様にどのように伝えますか?」


憲実「今、それを考えておった。」


忠政「断られたと言うと…。」


憲実「いや、大御所(義持のこと)様は、はっきりと断ったわけではない。まだ後継ぎのことは考えてないと言っていたし、公方様の願いを心に留めておくと言っていた。」



憲実は、

『まだ大御所様は決めておられぬのだ。義円様が言ってたように子を授かるかもしれぬ。』



憲実はそのように伝えようと考えた。




忠政「ところで、昨夜の矢で襲ってきた曲者のことですが…」


憲実「何かわかったのか?」


忠政「いえ…襲われた時間に山法師の姿を見たものがいたと平太(へいた)が調べあげております。それが誰だかはわかりませんが…。」


憲実「山法師…何だろ?」





数日後、憲実一行は京を後にし鎌倉に帰った…。





つづく…





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