歴史を感じよう

歴史を感じよう

日本史について感じたこと、調べたことを連載形式で書いていきます。また、神社やお寺、史跡巡りしたこと、プロレスについても書いていきます。わが愛犬てんのことも語っていきます。そして…「オイラ、えいたろうの相棒のコアラだよ。是非読んでね。」

歴史(主に日本史)に興味を持っています。自分なりに調べたこと、感じたことをテーマを決めて連載形式で書いていきます。(たまには短編もあります。) よかったら読んでやってください。 また、調べたい歴史がたくさんあるので、ご存知の情報など教えていただくと嬉しいです。
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和を以て貴しと為す


わしは長尾景虎(ながおかげとら)です。




正長元年(1428年)8月…


「払えるか!!徳政だ!!」





京周辺では徳政を求める一揆が起きていた。


コアラ近江坂本や大津の馬借が徳政を求め、この一揆勢が土倉、酒屋、寺院を襲って膨らんだんだ。京だけじゃく奈良や河内、播磨と畿内一円まで及んだんだよ。



これが正長の土一揆





一方、鎌倉では鎌倉公方、足利持氏(あしかがもちうじ)の公方居館に兵が集まっていた。





これを聞いた上杉憲実(うえすぎのりざね)は急遽、公方居館に入り持氏と会った。



持氏は弓矢の稽古をしていた。



憲実「公方様(持氏のこと)!!」





ザスッ!!


矢は的を撃ち抜いた。



持氏「憲実、そんなに慌てて、どうした?」


憲実「居館周辺に集まっている兵はいかなるものですか?」


持氏「ん…直兼が集めておるのではないか?」



そこへ持氏の側近、一色直兼(いっしきなおかね)が現れ、


直兼「公方様、続々と兵は集まっておりまするぞ。」


憲実「義父上!!」



コアラ直兼さんは憲実さんの正室のお父さんの設定なんだよ



直兼「憲実殿、そなたも出陣の準備をせよ!京へ行くぞ。」


憲実「京へ!?」


直兼「京では足利義宣(あしかがよしのぶ)がまだ将軍宣下されず、公方様が将軍になると噂がされておる。ならば公方様が京へ行って将軍宣下を受けるしかあるまい。」


憲実「なっ…それはただの噂にございます!!公方様!本気にございますか?」


持氏「憲実、いつまでも将軍職が空いておれば世の民は不安であろう。現に畿内では徳政一揆が起きておるらしいぞ。」


憲実「ここで公方様が上洛すれば、混乱いたします。公方様のお役目は鎌倉、東国を安穏にすることにございます!何とぞ、上洛をおやめください。」


直兼「憲実殿!何を言うか!公方様が将軍にふさわしいのだぞ!!」


憲実「足利同士で争えば日の本は大乱になりまする!公方様お願いいたしまする!!」




憲実は平伏した。


持氏「…直兼、兵を下げよ。」


直兼「なっ、何を…」


持氏「わしの役目は東国の安寧だ。日の本が大乱になるのは望まぬ。」


直兼「されど、義宣が将軍になるのを見過ごすのですか?」


持氏「下がれ!!」



持氏は直兼を一喝した。



憲実「公方様、ありがとうございます。」


持氏「兵は下げよう…されど義宣が政を誤れば、その時は動くぞ。」



持氏は居館の中へ入っていった。憲実は安堵したが…


『京の状況をもっと把握せねばならぬ…』




正長2年(1429年)3月15日、義宣は名を改めた。


義宣「義宣…世を忍ぶ。この名のせいで一揆なと起きるのだ。」



名を義教(よしのり)と改め、ついに征夷大将軍に任命された。



足利義教


室町幕府第6代の将軍である…。





つづく…







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