今回は責任感、そしてプロ意識のはなし。
みなさんは美容師に、なんでなりたいと思いましたか?
髪をいじるのが好きだから?
ファッションやメイクが好きだから?
手先が器用だから?
なんかかっこいいから?
色々あると思います。
僕は父親も美容師なので、その影響ももちろんある訳ですが、それと同じくらいの大きな理由が 、
自分以外に代わりの居ない仕事
がしたかったんです。
自分が急に体調を崩したり、どうしても仕事が出来ないとき。
そんな時に代わりの誰かが仕事をやってくれる。
一般的な会社員であれば、職種にもよるかもしれないけれど、基本的に代わりは居ます。
それが会社という組織だからです。
でも。 美容師はどうでしょうか?
今更ですが、自分を指名して下さるお客様にとっては代えが居ない訳です。 その人に髪を切ってほしいから。
予約電話で、「〇〇さんでお願いします 」
↓
「〇〇は本日お休みをいただいております」
↓
「いつから出勤してますか?」「いつなら予約とれますか?」
みたいな。
自分を必要としてくれる人がいる。
これが美容師の醍醐味です。
この仕事してて良かったー!って思う瞬間。
この心地よい責任感を味わいたくて、アシスタントの頃はただひたすらに練習しまくりました(O_O)
そして今がある。
僕らの仕事は、
「お客様に髪を預けてもらう責任感。」
「ご予約を頂いたら、万全の状態で望むプロ意識」
これを、第一に考えなければならないと思います。
そして、それが美容師の幸せなんだと僕は思っています。
仮にその日一日、予約表にたった一人しか予約が入ってなかったとします。
あーあ、暇だなと思いながらなんとなく入るのか。
暇な日に貴重な一人だからと、やたら話しながらいつもより時間かけてやるのか。
それはあなた次第です。
でもたった一人でもご予約を頂いたのなら、 暇だ暇だと腐らずに、
その方のためにセット面を心を込めて掃除し、自分にも香水を振り、身だしなみをバッチリ整え、カット道具も綺麗にして。
いつも通りに、淡々と、スピーディーに。 そして丁寧に。
これがプロ意識だと思うんです。 後輩たちもその姿を見てます。
明日も一人一人のお客様を、責任感とプロ意識を持って、お迎えしましょう(^^)