18. 石の地蔵さんを見ると | トラスト

18. 石の地蔵さんを見ると

石の地蔵さんを見ると、

これが僕の人生なのではないかと、はっとする。

私たちにはそれぞれの人生があっていい。

歌の文句ではないけれど、いろいろな花が咲いていて奇麗だね。

ところが今は多くの国民が偏った教育理念に洗脳されて、

学校の勉強ができる子供たちが学歴を高め、

世の中で活躍する人間に育つのだ、という強い信念が蔓延している。

しかし、現実はどうかといえば、

たとえ優秀な官僚になれたとしても、皆、雇われて労働者になるだけだ。

そして、資本家や企業家といわれる一部の金持ちたちのために

働き蜂となって皆同じ生活を強いられている。

ボーナスなどを与えられ、グルメな食事を楽しんだり、海外旅行を楽しんだり、

自分の幸せがそうした楽しみにあるのだと思わされている。

僕はそうした皆が雇われ労働者になる束縛的人生はもうお仕舞にしよう。

年金だけだけど生きていけるだけの給料を国からいただいているのだから、

なんとか自由な生き方を考え出したい。

石の地蔵さんを見て、はっとした。

悩みを抱え、苦しんでいる人が

地蔵さんに心のうちを吐露するように、

そして少しでも心が安らかになれるように、

話を聴ける人間になろう。

地蔵さんは口が利けないから秘密はだれにも言わない。

そんな生き方で自分の人生の花を咲かせたらどうだろうと思った。