145番 あなたの作る堅い家は | トラスト

145番 あなたの作る堅い家は

145番目の詩。そろそろお墓のことを考えながら。

 

あなたの作る堅い家は

何という宮殿だろう。

僕の灰は安心して

時とともに生き続ける。

 

あなたの仕事は

何という神業なのだろう。

あなたの優しい目が

硬い石を削っていく。

 

あなたの腕は

何という信頼なのだろう。

あなたに家を作ってほしいと

友なき老人たちは最後に悟る。

 

あなたの作る家は

何という石の宮殿だろう。

あなたの愛に包まれて

僕の灰は、ありがとう、と言うだろう。