66番 一人、静かな部屋で | トラスト

66番 一人、静かな部屋で

66番目の詩。天上の音楽に思いを馳せながら。

 

一人、静かな部屋で

あなたを感じながら目を閉じると

暗闇の中に第五元素が充満し

あの音楽が聞こえてくる。

 

この部屋を出れば

現実は騒がしい格差社会。

バカにされ、蹴落とされ、傷つけられ、

不安と怒りと失望が聞こえてくる。

 

皆の幸せは金がつくる、

年収600万も稼げば劣等感も消えるだろう。

皆の幸せは知識がつくる、

誰よりも博学ならば学歴の劣等感も消えるだろう。

 

なのに欲望は消えない、

バカにされ、蹴落とされ、傷つけられた過去があるから。

不安と怒りと悲しみが聞こえて来る、

金と知識が騒がしい心をかろうじて抑圧している。

 

独り、静かな部屋で

僕は目を閉じてあなたのことを想う、

愛が溢れ、天使が現れ、

古の天上の音楽が聞こえて来る。