保管しておいたイタリアの赤ワインを恐る恐る空けてみました。
「プラ アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ2011」
イタリア北東部のヴェネト州の誇る、干しブドウで造った辛口赤ワイン。

何しろ13年経っていますので、
ワインは劣化していないか?
コルクがボロボロになっていないか?

と心配していましたが、すんなり開けられました。
しっかりと完璧な状態です。
ブドウは、コルビーナ、コルビノーネ、ロンディネッラ、オセレタという品種。
外観はガーネット。熟成が効いているのでネッビオーロから造られるバローロのような明るいものかと思いきや、明るさの中に濃厚さを感じるガーネット。
グラスに注ぐと、ブラックべリーの香りが漂い、リコリスのスパイス香が。そんな中にも甘い香りを想像させます。
アマローネとは「苦み」の意味です。にもかかわらず甘さを彷彿させるのは不思議な感じです。

一口含むとふくよかな果実味が広がり、同時にバランスの良い酸味、そしてあっという間に口中が収斂する。
決して荒々しい渋みでなく滑らかな渋味で心地良い。
ワインは全く劣化していませんでした。
それどころか瓶内熟成の結果、芳しい香り、まろやかな味わいに磨きがかかったように思えました。
とても凝縮感がありつつ、それでいてバランスの良さを感じさせます。
肉料理は勿論合うのですが、中華料理や和食でも旨みが凝縮されたメニューと味わうと美味しさがより一層引き立つと思います。
料理とともに口に含むと、フレーバーは長く続き余韻がありました。
また、アルコール度は高いと想定して飲んでみましたが、想像以上でした。
ラベルと確認すると何と16.5度。
16度を超えるスティルワインは日ごろ目にしていなかったのですが
久し振りに堪能しました。

このワインのおかげで、とても満足できる夕食になりました。
記念日に開けるにふさわしいワイン。
でも、時には普段の食卓にこういうワインで愉しむのも良いですね。
